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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

複製グリップ ver.1 

本当はもっとちゃんとした記事にするつもりで、実際に文章も書き進めていたのですが、あまりに長大で面倒になってしまったので結果だけ報告することにします。


copy grip 2

かねてより、全てのスティックに完全に同一形状のエンドグリップを使用したいと考えてきましたが、芯となる木材の周囲に樹脂を纏わせるインサート注型という手法で実現させるに至りました。


私は、現在は2~3本のスティックをおよそ顎までの長さを基準に氷上用として用意し、それぞれ6~7mmずつ違う長さに切って使っています。 長さをそれぞれ変えているのは、日によって体の感じ方が違うためです。
エンドグリップについては、特に高校生にさしかかった頃から自分の気に入った形が定着し、拳分のエンドグリップを使い続けています。 これは、私が小指を余らせて握る方法であることや、状況に合わせてトップハンドの角度を変えて握り直すエイスターンという技術を教えられていたこと、そして1日に打つシュート数が500本ほどだったこともあって、工夫して角を取り払わないとすぐに手革が破けてしまうことなどが必要とする理由でした。 手革の次は自分の手が破けることになります。

ところが、この頃からほぼ現在までにかけて私が製作したエンドグリップには、いくつかの欠陥がありました。
お店で売っている木製のエンドグリップを買ってきて、刃物で削って、テープで盛りを施して、仕上げテープを巻いて完成するのですが、テープは長い間使っているとどうしても崩れてきてしまうので、そのようなソフトな素材で造形することに限界を感じていました。
また、そもそも1つ1つのエンドグリップを手作業で全く同じに形作ることは現実的に不可能であり、どうしてもプレー中に個体差を感じてしまうのが問題でした。 これが我慢の限界を超えたのが、今回の複製グリップを製作しようと決心した時でした。 前段の通り、体調に合わせて選択できるよう長さを変えてスティックを用意したというのに、エンドグリップの頂点の丸みの違いだけで、長いスティックを短いと感じ、短い方のスティックを長い物と思って使っていたのです。 本末転倒です。

copy grip 2制作にあたっては、まずはマスターとなるエンドグリップを作成し、それをシリコンで型取り。
芯となる木材を買ってきて、挿入部分の寸法通りに刃物を使って製材します。 さらに必要に応じて角を落とし、寸法・形状ができあがったら“目止め”という作業をしておきます。 これは、木材の孔をニスなどで埋めることによって、樹脂を注型したときに木材がそれを際限なく吸ってしまったり、気泡が発生するのを防ぐ意味があります。
私が使っているエポキシ樹脂は完全硬化に3日ほどかかるので、あまり生産性がよいとは思えません。 しかし、今現在でさえ複製グリップの恩恵はひしひしと感じられます。 本当に、作ってよかった。 スティックが何本あっても、完全に管理された状態で使用することができるのです。

2016/12/18 Sun. 12:09 | trackback: -- | comment: 0edit

安定するまでは鞍替え 

Warrior Covert QRL

4回目のカスタムスティックの注文に向けて、再び準備を始めました。

ご存知の方もおられるとは思いますが、Easton が昨年 会社ごと買収されました。 そして、その買収を行ったBauer が債務不履行に陥って倒産の危機にあります。 「“こう”なったら正式に倒産だよ」という線引きがどこにあるのか、私にはわかりませんが、少なくともこの2社が安心して商品を受注生産できる状態にないことは明らかです。 私自身にとって、性能だけで考えれば未だにEaston が最良の選択ではありますが、実際に物を買う以上、供給能力が不信な会社に期待するほど純真無垢でもないのです。

そこで、次回の注文で利用するつもりなのがWarrior です。 ですが正直なところ、私にとってWarrior 製のスティックのイメージは最悪に近い。 これは、私がまだ高校生の頃、一度だけ買ったWarrior の2ピースシャフトの印象に因るところです。 しかし、それも10年以上の時が流れ、現在のワンピース・スティックではずいぶんよい物を作るようになりました。 もう「使えない」という範疇はとっくに脱出しているようです。 それ以前に、注文した物が届かないなんて論外なんですよ。 性能とは別の意味で、Easton は同じ土俵にすら立てていない。

そして、金型を製作する最初の1回は、Warrior でも同じく12本注文する必要がありますが、それ以降の注文では3本から購入できるのもWarrior の優れたところだと思います。 これは、例えばWarrior 以外の候補として私が検討したBase でも、特殊仕様は6本からとの回答でした。 少数ロットで注文できることは、私にとってとても喜ばしいことです。

写真は、現在試験的に使用中のCovert QRL です。 シュートを打ってみた感じも悪くないと思います。 市販品なので、当然、私の普段使っている曲がりとはちょっと違うのですが、それを差し引いてなかなか使えるスティックだと感じました。

ブレードパターンを精査して、来年1月頃に注文する予定です。 もう手直ししようとは思わない、自分が求める要素を全部盛り込んだブレードパターンをこの1回で決めきって、以後3本から注文が繰り返せるようにしたいと思います。

2016/11/27 Sun. 00:48 | trackback: -- | comment: 2edit

ホッケー用ラナーの素材 

brashing runner

基本的に各スケート靴のメーカーは、独自のホルダーを取り付けて出荷しています。 EastonはEastonのホルダーだし、CCMはCCM用のホルダーをそれぞれ製作しています。
その中で、現在BauerのブランドとなったTuukは、唯一“超党派”的に選ばれ、幅広い選手から愛されているホルダーと言えるでしょう。
その理由の第一は、長期的に安定して、自社規格を保ちながら商品を供給してきたこれまでの実績にあると私は思います。 他会社のホルダーとはなんとなく別格という雰囲気を感じてしまうのは私だけでしょうか。

TuukのホルダーにはTuukのラナーを取り付ける ・・・当たり前ですね。 CCMのホルダーにはCCMのラナーが付きます。 ところが近年は、いわゆる“サードパーティ”と呼ばれる会社から、社外品のリプレースメント・ラナーがいくつも発売されています。 Ramon Edge、Massive Blade、Tydan Bladesなどなど・・・。
こういったサードパーティ製リプレースメント・ラナーは、それほど高いシェアがあるわけではない・・・というか、全体から見ればほぼゼロに近いくらいの使用者数でしかないと思いますが、それでも一定のシェアを獲得したのです。 私もそれを使っている一人です。

そうして数ある中で、圧倒的に最も高いシェアを得ているのが北米のStep社です。

Stepは北欧の鉄鋼会社・Sandvikから材料の供給を受けていると以前から知られていましたが、今回Tydanへ問い合わせる過程でおもしろいことがわかってきました。 詳しいことは割愛しますが、TydanとBauerの使っている鉄も、同じSandvikから買っているステンレス鋼で、12C27という種類なのだそうです。
もともとLS3以降のTuukラナーは、Bauerが、売れまくったStepのマネをしたくて作ったと言われています。 12C27をStepも使っているのかは定かではありませんが、間違いなく極めて近似の素材だと考えられます。

ここで「なぁんだひどい商売だな」と思ってはいけません。 鋼の性質は、焼入れで大きく変わるのです。 Tydanの評判がよいのだとすれば、それはきちんと温度管理をして効果的な焼入れができているということでしょう。
例えばお店でコントゥアーをしてもらう時、実際問題かなりの確率でエッジに焦げ跡がついていたりします。 これはもう明らかに熱が入りすぎです。 同じ素材を使用してモノ造りをしても、会社ごとの焼入れの違いでこれほど購買訴求に差が出る現実がある中で、せっかく購入したラナーを焦がすほどグラインダーで削っていては意味がありません。 これからは、これまで以上に気を使って作業したいですね。
2016/11/06 Sun. 23:39 | trackback: -- | comment: 0edit

Blademasterのスケートホルダーを分解したトコ 

Csqo8UyWIAA2I1G.jpg
(出典:http://bit.ly/2chR0jM

オリジナルスケートホルダーの製作をした際、悩んだ事の1つがダイヤルのデザインでした。 ダイヤルの直径、厚さなどはWissotaを踏襲すると決めていましたが、蟻溝ステージを搭載する関係上、どうしてもBlademaster的な ネジ山が突き出ないデザインにしなければいけません。 Blademasterのスケートホルダーがどうなっているのかわからず、結局想像で済ませて「本当にうまくいくのだろうか」と思いながら発注しました。
初めてBlademasterのスケートホルダーが分解されているところを見ました。 私が設計したのと同じでした。 いや、むしろ私の方がいい!(コストかけてるんだから当たり前
2016/09/25 Sun. 23:33 | trackback: -- | comment: 0edit

Blackstoneの設計思想 

ご無沙汰です。 サボるといけませんね、書くのがおっくうになって、公開すべき内容をほったらかしにしてしまいます。
今回はBlackstoneの市販研磨機について気になったので書きました。
私はInstagramはやらないのですが、世界中で使われている画像系SNSですので、その情報量は相当なものです。 そこで、ある画像を見つけたところから話は始まります。

Everyone have different purpose, but I guess this is not common sense.
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2016/09/11 Sun. 21:56 | trackback: -- | comment: 0edit

カスタムオーダースティック 第4段 

4th orderingカスタムオーダースティックを再度注文するために準備していきます。

Starting ready to order my 4th custom sticks to...
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2016/07/17 Sun. 09:18 | trackback: -- | comment: 0edit

オリジナル研磨治具を作ろう その2 

original skate holder
ネジ等が届いたので早速組み立てていきます。

Build up skate holder.
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2016/07/03 Sun. 13:22 | trackback: -- | comment: 0edit

オリジナル研磨治具を作ろう その1 

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かねてより思案していた“理想の研磨機”を実現するべく、既に1ヶ月ほど前に部品の発注をしました。 非常に快く対応していただき、それが本日届きましたので、まず第1回目として全体のコンセプトと各部品の紹介を行います。

1st step, design and order.

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2016/06/19 Sun. 10:28 | trackback: -- | comment: 0edit

リベット穴の増設とその他諸々の調整 

putting height shims
2月頃から使い始めた、私の2代目VH。 当初、ホルダーのヨー角を調整する余地を残すため、特殊な位置にリベット穴を設けて固定してもらいましたが、Scottがうまく位置決めしてくれたので、結局調整らしいことはせずにそのまま本穴をあけることにしました。
あわせて行ったいくつかの調整を含めての記事です。

Add new holes to fix holder onto the boots and some shims or cleaning up, etc...

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2016/05/29 Sun. 18:41 | trackback: -- | comment: 0edit

3D-CADの利便性 

adsasdf.jpg

数週にわたって更新が滞っていましたが、こんなことをしています。 3D-CADを使っての治具設計です。
三次元に描画することで設計を助けるのが3D-CADであり、最近では無料の物も選択肢が増えてきました。 中でも私が使っているのはOnshapeというもので、唯一、ウェブクラウドにデータ保存を行うフリーCADです。 つまりインターネットに接続できる環境なら、いつでもログインして作業することができます。
少なくとも私の主観とOnshapeの操作はかなり一致していて、とても使いやすいと感じています。 しかしJIS規格や日本語に未対応であるという欠点があるので、図面に起こす際はデータを他のCADソフトに移して作業しなければ 少なくとも国内に発注するのに適した図面は作成できません

ちなみにFusion360という3D-CAD(こちらは1ヶ月無料)にも登録しましたが、少なくとも描画に関してはOnshapeの方がずっと使いやすいと感じました。 また、Onshapeは既に日本語とJISへの対応を発表してはいるので、具体的な期間はわからないものの、しばらく待てばいずれ実装してくれるでしょう。


このスケートホルダーといくつかの関連治具が完成すれば、プロファイルを全く変えずに研磨を繰り返したり、予備のエッジにプロファイルをコピーするのも自在に行うことができるようになります。 システムは既存の研磨機の原則を踏襲するように心がけており、完成後は市販の研磨機本体と併用できる予定です。

2016/04/24 Sun. 21:34 | trackback: -- | comment: 0edit