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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

ニーズに応えうる物作りを 

003_20091219153953.jpg非常に申し訳ありませんが、もうめんどくさくなってしまったので(笑)サイクルモードで特に何の考えもなしに撮った画像は紹介するのをやめました!w
ということで、サイクルモード10回目。  残りは2回です。 どちらにも共通するのは、タキザワのブースに展示されていたこと。 今回はDiadoraです。

It's different from the champion's one!


Diadoraのバインディングシューズを発見したのは偶然でした。 そもそも見れると思っていなかった物ですし、あまりに目立たない展示だったので最初は通り過ぎてしまいました。
以前記事にしたのをご覧になった方もいると思いますが、ディアドラはテニスなどでは有名な会社で、バインディングシューズはアルカンシェルをまとったAlessandro Ballanが使用しています。 まさに私が「この靴は良さそうだ」と思ったのも、バッランが履いているのを見てそう思ったわけですし、今年は今年でCadel Evansが世界選手権を優勝しましたが彼もディアドラの靴を使っています。
靴下を履いているようにさえ見えるディアドラシューズに少なからずあこがれたのですが、日本ではどこが代理店になっているのかすら分かりませんでした。

実際タキザワのブースで伺ったところ、これまではCannondale Japanが代理店として輸入していたらしいんですが、既に書いたとおり「どこが代理店かも分からない」くらい消極的な展開だったようです。 グーグル先生で調べてもヒットしないあたりで、どれくらい積極性に欠けていたか知れますね^q^
そんな状況だったので、ディアドラは新たな代理店を探すようになり、そこで白羽の矢が立った2社の内の1社がタキザワというわけです。 当初は断ったものの、どうしてもと言われて渋々承諾・・・それがサイクルモード開催の1週間前くらいのことで、相当急いでパンフレット(簡易カタログ)の和訳から展示作業までこなして当日を迎えたんだそうです。
単に代理店として話を受けると言っても、そこには靴を一気にコンテナ○○個分受けなければいけなかったりしてかなりの苦労があるとか。 また「スポーツにしか使えない特殊な靴だという説明・申請をしなければ、関税で30%もの税金をかけられてしまうから大変だった。」とも仰っていました。 つまり海外から来る普通のスニーカーみたいな靴の30%は税金ということなんですね(´・ω・`)
そういう苦労もありあわててとりあえず展示しただけという状況なので、例えば私が「靴底のカーボン素地の耐久性はどうですか」という質問をしても、「スタッフも一切使用したことがないので、使用感も何もお伝えできない」という返事でした。 でもさすがにこれは仕方がないですよねw

撮影してきたのはロード用モデルのトップレンジ、Proracer 2.0です。 ちなみに最初の画像はロード用ではなく、MTB用のProtrail 2.0です。

001_20091219153951.jpg 002_20091219153949.jpg

左右どちらも同じモデルです。
そもそも私がなぜディアドラの靴に興味を持ったかというと、もちろんタイトな形状に惹かれたというのはありますが、そ れより先に3本ベルトの全てにストッパー機構が付いていたのを見たのがきっかけです。

Diadora binding shoes for Alessandro Ballan 005_20091219153944.jpg

左は
去記事に貼ったのと同じ画像ですが、これと照らし合わせればよく分かると思います。
左の足はバッランの足(笑) 3本ベルトの一番上、足首を固定するメインベルトにストッパー機構が付いているのは各社同じとして、それより下の2本にも機械的なゆるみ止めが付いているところに私は魅力を感じたわけです。
しかしフタを開けてみれば、結局これは選手供給用であって市販品とは別物だったようですね。 トップモデルであるプロレーサー2.0でさえ、このストッパー機構は甲を締める1本にしか使われていませんでした(右画像)。 一番下の指先を締めるベルトは、単純なマジックテープでしかありません。

006_20091219153946.jpg このストッパー機構がどういう仕組みかというと、まずベルトその物に細かい刻みがあり、機械部分にもそのピッチに合わせた歯車のような物が付いているため、これがかみ合ってタブを閉じると動かなくなります。 タブ部分にはそれなりに力の強いバネが仕込んであり、閉じると落車でもしない限り開くことはないでしょう。
こんな小さい突起で留まるのかな?と思うかもしれませんが・・・留まりますw 安心して下さいw
むしろこれだけ大仰に機械部を設けているだけのことはあって、私が今使っているSIDIよりカッチリ感が違いますね。 シディにも一応滑り止めのような機構は付いているんですが、マジックテープの真ん中をくりぬいて樹脂製のギザ歯をベルトの上下に縫い止め、互いに引っかかることで滑らないようにするという、ある意味単純な物です。 実物はディアドラの方がより厳密というか・・・歯と歯の遊びが少ないため本当に「動かない」という感覚でした。

004_20091219153947.jpg 鋭い方は気づいたかもしれませんが、ディアドラ式機構に必要なベルトの凸は、機械部分の付いていない下のベルトにも一応付いているんですよね。 まさかオプションなどで後付可能なのでは・・・!?と期待してしまいましたが、どう考えても付きそうもありません^q^ 上を見ると、機械部は縫い合わせてありますからね。


全体をまとめます。
まずディアドラの靴全体について述べると、やはりブッチギリのシェアを誇るシディとの差は大きいと感じました。 細かい気配りが製品に行き届いているからこそ、
シディがシディたる地位を築いているのだなぁと思います。 まず、プロ仕様と製品版で少しくらい違いがあっても仕方がないとは思いますが、ベルトのストッパー機構が1つ減っているとか、そういったテクノロジーレベルで劣っているのは頂けません。 確かに私もつま先に近い場所にこの留め具が必要かと言われると重要性は薄いと感じますが、それでも最高のトップモデルくらいには使ってくれてもいいんじゃないでしょうか?
さらにつなげると、シディと相対的に見た場合の最大の欠点は、ラインナップに幅がなく上下のモデルに差異が大きすぎる点が挙げられます。 シディがロード用で10種類以上の製品を提供しているのに対し、ディアドラはたった3つ程度(トライアスロン用などあるので正確には言い切れません)。 例えば「留め具はトップモデルと同じテクノロジーを採用し、靴底には耐久性を見込んだコンポジットソールを」というような、使用状況や環境に合わせた商品選択ができません。
私の目には、ディアドラのラインナップは「トップモデルとそれ以外」という風にしか映りませんでした。 1つモデルが下がるだけでテクノロジーが急激に減衰していき、なんだかもうどれも同じに見えてしまうんですね。
また、トップモデルはパンフレットにあった定価で44,100円。 もちろん定価なのでここからさらに安くはなりますが、この価格だったら、円高の今個人輸入でLake CX401が買えますよ。 アイディアとしてはいい靴だと思いましたが、商品の不充実により購入することはないと思います。 ユーザーのニーズに応えられるような製品作りをしてもらいたいです。



(12/20/2009 12:50追記)
Proracer.jpg ちなみに2009年モデルのフラッグシップ・Proracerには、きっちり3本のベルト全てに機械部が付属。 なぜやめてしまったのかはディアドラの中の人に聞かないと分からない。

それからディアドラシューズのかかとに付いている歩行用のゴムブロックは、交換できてもシディその他のようにネジ式ではなく、単純に接着剤でくっついているだけらしい。 ちょっと構造がお粗末な気がしてしまう。
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2009/12/19 Sat. 17:18 | trackback: -- | comment: 0edit

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