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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

対抗馬 

まだ正式な回答をもらったことわけではないのですが、BB30をスチールフレームで導入した場合過剰剛性になる可能性が高いです。ハンドルにしろヘッドセットにしろ、自転車でオーバーサイズと名の付くものは基本的にカーボンのために作られた規格なので、鉄やアルミでやると硬くなり過ぎてしまいます。
002_20090702113350.jpgCannondale Hollowgram SLクランクをぜひとも使ってみたいと思っている私は、積極的にBB30を搭載した他社のフレームを探しています。キャノンデールの他にJamis(ジェイミス)、Specialized、Giantの3社がBB30に対応していることが分かりましたが、私にとってはどこも微妙なところでした。
そんな中、スペインのBH(ビーエイチ)社が2010モデルでBB30対応のフレームを出すようです。

BH 2010 new G5 have BB30 shell.

BHは私が愛用しているRotor(ローター)社と同じスペインのメーカーで100年以上の歴史がある会社です。最初は
日本の宮田工業やイギリスのBSA(ビーエスエー:British Small Arms)と同じで銃器を作っていたようです。銃砲製作会社が前身のメーカーにはこういう名前が多いのかもしれませんが、BSAと同じように、BHとはBeistegui Hermanos(ベシュタキ・エルマノス)を略したもののようです。

BHの概要はここまでにして・・・そのBHが2010年モデルとして、旧フラッグシップのG4からモデルチェンジさせたのがG5です。このG5にBB30が採用されています。
G4はツールで勝ったこともあるフレームなのでそれなりに実績もあり、今年もフランスのプロチーム・AG2R La Mondiale(アージェドゥーゼル ラ・モンディアル)に採用されてツールを走ります。

G5の気に入った点などをまとめてみました。
  1. エアロ形状のインテグラルシートポスト
    010_20090702143608.jpgインテグラルシートポストを異形チュービングにすると、シートポストを締め付ける際に求められる締め付け強度が軽減されてパーツにかかる負担が減ります。
    ただこの形だと単に異形チュービングを採用しただけなので、縦方向にピラーが落ちる力は相変わらず残ってしまいます。しかしそれもまたメーカーがサドルの調整のしやすさを尊重してこの方式をとっているとすれば、そういうコンセプトなのだから容認できる範囲です。私が一番だと思うインテグラルシートポストの方式ではありませんが、こっちの方がいいと思う人も多いかもしれません。

  2. 短いヘッドチューブ長
    こ れはいつか詳しく書こうと思っていますが、身長の低い選手がハンドル落差の大きいセッティングをすると、ステムとヘッドセットの間にスペーサーを挟まない、いわゆる“ガン付け”をしても足りないことがあります。変に思うかも知れませんが、ヘッドチューブが短いことはそういう意味で1つの長所なのです。

  3. 大きくえぐれたシートチューブ
    026_20090702143608.jpgエアロ形状のインテグラルシートポストを使っているので、シートチューブは上から下までエアロ形状をしています。そこでリアセンターを詰めるために、まずはTTフレームのようにタイヤの形に合わせてシートチューブを削り、その上で内側をえぐっています。
    私のように身長が小さい者にとって、リアセンターが詰まっていることはとても重要な要素です。

  4. G4で採用していたケーブルの内蔵加工をやめた
    G4ではダウンチューブとチェーンステイを経由するシフトワイヤーを内蔵していたんですが、G5ではそれをやめ
    ました。私は内蔵加工に興味がないしメリットもほぼないと思っています。メンテナンス性を考えればむしろ内蔵しない方がいいと思っていますので、好感が持てました。

  5. さらに軽くなったフレーム重量
    G4が既に公式フレーム重量890gでしたが、今度のG5は540mmサイズで810gだそうです。G4はかなりサバ読んだ重量で、実測すると900g半ばから後半だったという話もありますが、あるサイトで紹介されていた試乗車はサイズが560mm、シマノのデュラエースクリンチャーホイールに電動コンポで、ペダル込みの実測14.1lbs≒6.4kgだったとのこと。

例えば他にも、シートステイは細くてチェーンステイが極太という形状も私の好みです。これは
Canyon(キャニオン)、Cervelo(サーベロ)、キャノンデールなど様々な会社が傾向として取り入れていますが、考えてみればチェーンステイは下からの衝撃を横方向で受け止め、シートステイはむしろ縦方向にそうするわけですから、2つの役割をより明確に分けようとするのは理にかなっていると思うのです。特に今はカーボンという味付けの自由度が高い素材を扱っているので、その傾向はますます強くなると思います。
あるいは価格という面でもキャノンデールと同じように魅力的なフレームです。キャノンデールもBHも、ツールで選手が乗っている最高機種が30万円程度で購入できてしまうのは、ColnagoやDe Rosaにはない(代理店がボってるだけということは往々にしてありますが)魅力です。

次のフレームを考え始めている私にとっては、とても良い選択肢が増えたと思っています。これまでは現実的に選びたいと思うフレームがキャノンデールしかありませんでしたから・・・。
BH・G5の情報はこれからもチェックしていくので、新しい情報が入ったらうpしていきますよ^ω^

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2009/07/02 Thu. 14:51 | trackback: -- | comment: 7edit

コメント

はじめまして。

身長が小さい者にとって、リアセンターが詰まっていることはとても重要

とはどういうことなんでしょうか?
身長が低い私にはとても興味があります、教えて頂けないでしょうか。

Ari #- | URL | 2009/07/04 09:22 * edit *

>>Ariさん

どうも初めまして。
ご質問頂いた内容ですが、まず「脚長が小さい者の方がより強く影響し相対的に重要視される」という風に正確な言い方をしたいと思います。
リアセンターが重要なのは誰だって同じで、その影響を強く受ける低身長≒短足の乗り手には色濃く表れてくるという話です。
これはリアセンターの寸法だけでなく様々なところで見られる傾向です。

簡単に言うとリアセンターは後輪の位置を決めます。
リアセンターが詰まっている→後輪がBB方向に近い→自分と後輪が近くなる→重心が後輪軸真上に近づく→後輪加重になる→自転車のコントロールが利き、安定して走行できる ということです。
もちろん何事にも限度はありますよ。
それにスピードだけの話をしたら前輪加重の方が適しています。

ZENSHOJI.inc #- | URL | 2009/07/04 10:26 * edit *

ありがとうございます。
そういう考え方があるなんて
とても参考になりました。

でも、難しいですよね。
短すぎると安定感や変速に影響がでますし。
だから小さいサイズのジオメトリを見て
いつも嘆くんです。
身長さえあれば・・・と。

Ari #- | URL | 2009/07/04 21:53 * edit *

>>Ariさん

うーん・・・なんというか、例えばこういう詰まった後三角をしている自転車と言えばTT用が思い浮かびますが、あれだって特に変速がヤバくてとても普通には走れないってほどではありません。
BH・G5は確かにリアセンターがかなり詰まった設計だとは思いますが、今のロードは大なり小なりみんなこんな感じですよ。
さらに言うと、リアセンターを詰めるという設計手法は半世紀以上前から公然と言われ続けてきたレース用自転車のセオリーみたいなものです。
そんなに変速に影響が出てしまうとしたら、今よりずっと劣る昔の変速機でそんなことをした日には落車続出ですw
つまりリアセンターを短く詰めてチェーンの流れる角度が急になったとしても、さほど心配するようなことにはならないということです。

>短すぎると安定感や変速に影響が
ということですが、2種類の意味が混ざってます。
確かにリアセンターの短さは変速に影響するでしょう。
しかしこれは先にも書いたとおり、みんなこんなもの。
それどころか各社ラインナップのジオメトリーで、小さいサイズのフレームだけリアセンターが極端に短いということもまずないと思います。
まず基本的に、どんな巨人が乗るフレームでもリアセンターは詰めるものだからです。
変わったとして5ミリ程度でしょう。

短くて安定しないのはホイールベースに発展します。
単にリアセンターだけの問題では語れません。
それどころかリアセンターだけで見れば、後輪加重にできる方が安定して走れますから、リアセンターが短くて不安定というのは当たりません。

私はステムを短くし、その分トップチューブを長くすることでホイールベースの短さを改善しようと思っています。
でもG5の場合はリアセンターがかなり詰まっていそうなので、例えば今よりステムを2cm縮め、その分トップチューブを2cm長くとっても数値上は大して変わらないかもしれません。
しかし重心は後輪に近くなっているので、乗ればずっと良くなっているかもしれません。
ステムはもはや思い切って70mmでもいいかと思っています。

ZENSHOJI.inc #- | URL | 2009/07/04 23:01 * edit *

私もその意見に大賛成です。
実はそういうポジションで乗っています。
感激のあまり、もう一回コメントしてしまいました!
すいません・・・つい。

しかも、おっしゃる通りヘッドチューブが
短めなBHなら落差が必要な方でも
ポジション出せますね!!

実は私も新フレームを考えてまして
あるフレームを検討していた際
リアセンタが短いことに(フロントセンタは長目)
不安を抱いていたので
勉強になりました。
更にBHも良いなあと・・・

本当にありがとうございました。

Ari #- | URL | 2009/07/04 23:32 * edit *

>>Ariさん

体が小さいままでずっとスポーツをしてきましたから、自転車競技ではありませんでしたが同じ事が言えると思います。

 無理が出るのはしょうがない

体が小さくて、どうにか折り合いを付けた設計のフレームにしか乗れないとして、それはもはや当たり前と考えた方が気が楽だし、建設的だと思います。
例えばステム90mm以下になるとハンドリングに影響が出て通常よりもハンドルをとられるような感覚があるそうですが、しょうがないですよね。
だって体が小さいんですもの。
ないものをねだるでもなく、とことん突き詰めて自分の信じられるやり方を模索すべきです。

逆に体が小さいというのは短所でもありますが長所でもあります。
体が大きい人も、それは長所であり短所にもなります。
紙切れ1枚手に持って、あっちから見れば裏、こちらから見れば表、でもどちらもただの紙であることに変わりがないように、表なら表、裏なら裏の1面だけしか持っていない何かはありえません。


Ariさんも同じような考えでセッティングされているということで、少なからずうれしい気持ちです^ω^
これから半年くらいかけて具現化していくと思いますので、ご期待ください。

ZENSHOJI.inc #- | URL | 2009/07/05 01:02 * edit *

小さな身体

私はZENSHOJIさんと 全く同じ身長と足の短さですよね

でも自転車のセッティングは ストライクのど真ん中を見つけていますし
同じ体型いやまだ小さな身体で 一流選手と呼ばれる選手は大勢居ます

バレーや バスケットの様に自転車は 小さな身体が 絶対的な不利になるスポーツでは無いですね

ただ自転車のセッティングも 多少時代の移り変わりに依り 昔と違って来ましたが
これは 昔と筋肉の使い方が違ってきた事も影響していると思いますが

根本的な基本は一緒です それから大きく外れなければ 自分の乗り易いポジションで良いでしょう

ま そうして組んだ自転車は 見ているだけで
走る為の物 その機能美を感じられる形になりますね

Kino #YVWDSDMY | URL | 2009/07/05 23:10 * edit *

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