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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

吊るしのフレーム 

私が生まれて初めて乗ったロードは、ジオスの青い子供用アルミレーサーでした。
ホイールサイズは700Cではなく650Cで、事故で廃車になるまで乗り続けました。

002_20090620111727.jpg同時にクロモリの自転車にも乗っていたんですが、疲れ方が全く違い、ジオスのアルミレーサーに1日乗ったらそれこそ全身がダルくて翌日は何もする気が起きない(と言いつつまた1日中乗ってましたが)ぐらい疲れたのを覚えています。
アルミとの対比でクロモリの新堂吸収性を思い知ったのでした。
そして、「もうアルミ製は二度と買うまい('A`)」という決心が私の心の中に芽生えた瞬間でもありましたw

それからもう何年経ったのか。
そうやって私が心に決めた頃、“アルミの王様”として自他共に認められていたアメリカのCannondaleが、今はアルミを廃してプロチームにフルカーボンのフレームを供給しているではありませんか。
そしてそのフレームがだんだん気になってきました。

Cannondale, 2010 new Super Six Hi-mod.

一時のキャノンデールは、極太のダウンチューブを持ったアルミ製フレームで攻めていました。
アルミは非常に硬く、軽くしようとすればするほど振動吸収性が失われていく欠点(と呼ぶかどうかは人によるかもしれません)があります。
その頃私が塾帰りに通る道にキャノンデールの専門店があって、ジオスのアルミレーサーに嫌気がさしていた私は「何があってもキャノンデールだけはねぇな・・・」と思って通り過ぎていました。

そのキャノンデールが、ついに数年前方針を転換。
アルミではなくフルカーボンのフレームを作るようになりました。
それに伴い2010年から順次生産地をアメリカからアジア(おそらく台湾)に移していくと発表しました。
“Made in USA”が誇りだったキャノンデールが工場移転を発表するのですから、彼らにとっては大きな決断です。
なんせその文言に魅力を感じて購入している客層も必ずいるわけですから。


こないだ終わったジロ・デ・イタリア2009ではチーム・リクイガスがキャノンデールのフレーム供給を受けて総合3位に入る活躍をしていたので、あの黄緑色のフレームを目にした方も多いのではないですか。
006_20090620121923.jpgチームのエースであるIvan Basso(イヴァン・バッソ)がプロトタイプとして今年に入ってから乗ったのがこのバイクです。
おそらくフレームサイズが580mm以上ある大きなフレームに、基本コンポがレコードで組んであります。
ピラーとステムはFSA製ですが、ステムはこれまた120mm以上ありそうな長尺の物をスペーサーなしでガン付けしてあります^q^
こんなセッティングで乗れる体になってみたいものです。

これがカラーリングも含めてほぼ変更無く、2010年でモデルチェンジした新しいSuper Six Hi-mod(スーパーシックス・ハイモッド)として販売されるようです。

ホリゾンタルではなく若干スローピングのフレームに、自社が提唱する新しいBB規格・BB30を採用。
ヘッドセットは上下で径の違うベアリングを使う構造なので、フォークを他社製に変えることは無理でしょう。
最近のトレンドとなりつつあるのかもしれませんが、チェーンステイがかなり太い割にシートステイは標準と同じか、より細めに作られています。
004_20090620132831.jpg モデルチェンジ前に比べるとヘッド周りの構造が見た目からして全く違い、空力と剛性向上の両方を考えたであろうフィンのような形が付加されました。
トップチューブやダウンチューブはカーボンの造形自由度をいかんなく発揮して、前後で形が違う異形構造を随所に採用し、剛性を向上しながら前同モデルより150gダイエットしました。
フレーム単体で900gというのはかなり軽い部類に入ると思います。

私がこのフレームに大きな関心を寄せているのは、私が今乗っているオーダーフレームと全く同じジオメトリーのサイズがあるからです。
シート×トップが500×525mmなんて今まで他で見たことがありませんでした。
新しいスーパーシックスではサイズ50がこれにあたります。
残念なのはFDが直付けでないのと、シートピラーがインテグラルではない2点でしょうか。
FDはチェーンキャッチャーの装着面から考えても直付けの方がいいと思っていますし、シートピラーもカーボンフレームとカーボンピラーを使うなら私はやっぱりインテグラルの方がいいと思っています。
この2点がなかったら間違いなく予約に走ったと思うのですが・・・本当に惜しいです(´・ω・`)

003_20090620130127.jpg ネットをかけずりまわってみたところ、おそらく自分と同じサイズ50なんじゃないかな・・・?というスーパーシックス2010を見つけました。
うん、小さいフレームサイズになってもかっこ悪くないですね。
フレームサイズは同じでも、私より1まわりか2まわりくらい大きな人が乗っている気がします。
外人の人たちはけっこう小さめのフレームサイズに腕をたたんで乗ることが多いです。
私としてはもっとハンドルを手前に深くセッティングしてみたいと思っているので、それをやるにはサイズ50でもまだ大きいのかもしれません。
そもそもこの500×525mmというサイズは、大阪でメカニックをしている人にお願いして算出してもらった理想値なのですが、やはりセッティングによっては法則から算出された理想でさえも変えていく心構えは必要なのかもしません。
いくら低く手前にハンドルを持ってきたいと言っても、ステムの長さには限界があって、もはや80mm以下になるとハンドリング感覚が通常から遠ざかっていくという話です。
多くのメーカーがステムに関して90mm以上でラインナップをスタートさせるのには、そういう理由もあるのだと思います。

キャノンデールが自社のBB30規格に適合させて作っているHollowgram SLクランクも私の好みで、今これほど勢いのある金属クランクは他にないと思います。
BB30という構造あってのホログラムクランクだということは承知していますが、Qファクターが狭くなったり軽くなったりと、クランクには絶対にカーボンを使いたくない私にとってホログラムは最高に魅力的なクランクです。
コンパクトも用意されているようですし、もしスーパーシックス2010は買わないことになっても、ホログラムは使えるようにBB30で新しいフレームはオーダーしたいと思っています。


フレーム以外のパーツで揃えたい物がたくさんあるのでまだまだ分かりませんが、スーパーシックス2010については前向きに購入を検討しようかと思っています。
フレームサイズの一致、BB30とホログラムクランク、軽さ、価格など、色々な要素が私にとって魅力的です。
私のように身長が小さくバイクサイズがシビアに表れる
場合、「全てが吊しのフレーム状態」になって久しい昨今、こういった適合フレームは希有なのです。
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2009/06/20 Sat. 13:51 | trackback: -- | comment: 4edit

コメント

カーボン 欲しい

フレームが軽いのは 乗っていて楽ですね
お散歩用自転車にしたカーボンフレーム あれに乗りだしてから 以前のクロモリ・ロードに乗る気が全くしなくなりました

現役の選手なら色々な事を考えるでしょうが 今の私は楽に乗るなら 軽いカーボン
適正サイズのフレームが最近欲しくなってきました

でも私が欲しいトップ520 なんてサイズ ZENSHOJIさんが仰る様に無いですね・・・

Kino #YVWDSDMY | URL | 2009/06/21 07:03 * edit *

>>キノさん

私もかたくなに鉄にこだわってきましたが、もはやそうも言っていられないくらいカーボンは進化してしまったようです。
カーボンならヘッド周り・BB周りなど、フレームの一部を集中的に強化することもできたり、もうスチールが及ぶところがほとんどないような気がします。
これはカーボンがもとからすごいのではなくて、カーボンという素材にスチール以上の伸びしろがあって、長所を伸ばしながら欠点を克服し続けた結果です。

>520
というサイズは、探せばあると思いますよ。
実際私も、トップ525で作られたフレームをもう1本見つけました(さすがにシートは500ではなかったですが)ので、有名どころを探せば520というサイズは必ず1本くらいはある気がします。
最近はメーカーもS・M・Lというハンバーガーみたいなサイズラインナップをやめて、どこも6種類くらいはサイズを作っています。
例えば私のメーカーリンクに入っているフレーム製作会社の、上から3つのトップモデルのトップチューブ長は
ビアンキ→524
アンカー→521.8
BMC→520
と、3つ調べただけで1つ出てきました。
けっこう探せば見つかるみたいですw

ZENSHOJI.inc #- | URL | 2009/06/21 09:45 * edit *

確かに

トップの520ミリ以下は 幾つかは有るのですが
これだけ種類が出ている中で わずかな選択肢しか無いのが辛いですね

今トップ520に90ミリのステムがドンピシャの私は
トップ長は譲れない処です
相対的にトップが長いフレームが多いのは
吊るしの小さなフレームで ストレートフォーク、フォークオフセット40ミリ なんて処に拘ると
トップが長くなってしまいますよね

Kino #YVWDSDMY | URL | 2009/06/22 12:19 * edit *

>>キノさん

ステムが90mm以下になると、とたんにどこの会社もラインナップが乏しくなりますからね・・・。
80mmを作っている会社はかなり良心的と言えるし、70mmなんて作っていたらもはや物好きか変人の類です。

日本にもっとカーボンでオーダーできる工房が増えてくれたら、と思うのですが、そううまくはいきませんね。

ZENSHOJI.inc #- | URL | 2009/06/22 19:23 * edit *

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