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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

槍鉋 

Tasai's mini spear-plane

これは“槍鉋(やりがんな)”という古式の大工道具です。 「鉋」ですから、木の表面を削る道具には違いありませんが、現在一般的に「鉋」と言われて想像する、いわゆる 台鉋 とは形が全然違いますね。
槍鉋はほとんど使われなくなった道具ですから、現在では、お店で売られているのを目にすることはまずありません。 それでもやはり必要だと考え至ったので、新潟の田斎のみ製作所へ注文しました。 田斎さんにお伺いしたところ、実際に、私と同じ立場の顧客から、同じ目的のために槍鉋の注文を受けたことがあるそうです。 それも複数! 少なくとも、私の付き合いのある範囲では、槍鉋を持っているとか、どこぞで使っているのを見たことがあるという方は一人もいません。
私がこの鉋で行うのは、板の一部分だけを削り取る作業です。 構造からして当然ですが、台鉋で同じことをしようとすると、早々に刃が浮いてしまって削ることができなくなります。 そうでない台鉋があるとすれば、反り鉋の類でなければならないでしょう。 その点、槍鉋は使う者の手捌き次第で、ある程度自由に削ることができます。 そのうえ、私が実際に削ることになる木材は、中身がスカスカの ラワンのような超・柔材ですので、刃を斜めに滑らせて切る槍鉋はとても相性がよい道具です。
注文した槍鉋の大きさは、刃長が3寸5分(106mm)、刃幅が8~9分(約22mm)、柄の長さ1尺2寸(約360mm)です。 田斎では「ミニやり鉋」という名前で販売しているとのこと。 槍鉋の砥面は、基本的には柳刃包丁のようになっており、研ぐ際には無段階に角度を変化させて研ぎ上げる必要があります。 近年では、研ぎ面が平面(つまり砥石)に密着する槍鉋も作られているそうですが、実際の鉋がけ作業の手際をを優先するなら、旧来の形の方が望ましいそうです。 私の槍鉋も砥石に密着しないので、研ぐのに感覚的な難しさを感じます。

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2017/06/04 Sun. 19:29 | trackback: -- | comment: 0edit

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