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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

 

Qファクターの定義は
1.狭義には、クランクの両ペダル穴を外側同士で測った長さのこと。
Vista Integral2.広義には、足と足の幅そのもののこと。

1の意味が本来のものだと思いますが、ビンディングペダルの取説に堂々と「Qファクターの調整(ry」と書いてあるあたり、2つは適当に使い分けられて表記されているみたいです。

To narrow Q-factor.


遅くなりましたが、前回の続きです。
最初の写真は前回も紹介したVista Cycle(ビスタサイクル)社のVista integral pedal unit(以下:ビスタインテグラル)という製品で、クランク
+チェーンリング+BBペダルの3つがセットになった珍しい商品です。
そのうち緑字にした物は独自規格の専用品で、特にペダルとクランクは互いに不可分な構造になっています。

Vista Magic X pedal専用品ではないVista X pedalの場合、モロにこのような出っ張りが追加されてしまうのでQファクターはかわいそうなくらい広がってしまいます。
具体的に何ミリ広がるのか結局分からずじまいだったんですが、どう見てもこれは5ミリ以上はあるでしょう・・・。
さすがに1センチはなさそうですけど、それにしても「1ミリでもいいから狭くしたい」と言ってとんでもない特殊加工をやらかすQファクター減狭の世界で、これはマズいですw

そこでビスタ社が作ったのが、ビスタインテグラルです。
この出っ張りをみんなクランクの中に入れてしまえということですね。
専用設計だからこそできる強引なのかスマートなのか分からない手法で、Qファクターが広がってしまうことに対策したわけです。
クランクも見た目からしてかなり薄く作られているようで、いったいQファクターは何ミリなのだろうかといくらか期待もしました。

ところがこのクランク、そこまでやってもQファクターは160mmもあるそうです('A`)
具体的に大御所のクランクがどれくらいのQファクターなのか列挙してみましょうか。

1.カンパニョーロ・UTクランク 145mm
2.シマノ・デュラエース 147mm
3.スラム・レッド 150mm

どうでしょう・・・つまりビスタがやった160mmというのは、結局狭くも何ともなかったってことです。
専用設計のクランクとペダルを使って、チェーンラインも規定の43.5mmからわざわざ43mmにしてまで努力した結果が160mmとなると、これ以上の何かを今後期待するのは難しそうです。
ビスタインテグラルでこれなんだから、ビスタXペダルなんて付けたらいったいどうなってしまうんでしょう・・・。
もちろんそれを愛用している人だっているわけで、何もQファクターが何よりも優先されるべき最重要要素だというわけではありません・・・が、当然ですがQファクターの影響は身長の小さい≒足の短い乗り手がより強く受けるので、誰にとっても等しい問題というわけではないようです。

002_20090607181940.jpg日本でさえ私のような事を考える人間がいるのだから、当然世界にはもっとすごい人がいます。
この画像に見えるクランクはアメリカのHigh Sierra Cycle Center, Inc..(ハイシエラサイクルセンターインク)が作っているオリジナルクランクで、ビスタペダルと同じことをスピードプレイのペダルで実現しています。
もちろんこれはビスタXペダルとやっていることは同じなので、結局Qファクターが増大することに変わりはありませんが、偏芯ペダルを使っても普通かそれ以下のQファクターにしようという考え方でしょう。

BBシェルも特別に小さいフレームで、FDも寄ってきたチェーンリングに合わせて台座ごと内側に寄っています。
そのためだけにシートチューブを惜しげもなくえぐっているあたりがすごいですw
この自転車の持ち主だけでなく、Qファクターを狭くするための一環としてシートチューブをえぐるのはけっこうメジャーな加工のようです。

ちなみに手持ちのペダルを偏芯ペダルにするためのコンバーターは、ここ日本でも千葉のアマンダスポーツが作ってくれるようです。

狭いQファクターの自転車を作っている最も有名な工房と言えばWalser Sportは外せませんね。
ここの自転車は最初からそのように設計されていて、フレームからクランク、リアのホイールまで全て専用設計です(もちろん普通の自転車も頼めます)。
ワルサーはトッププロの選手がわざわざ自分のチームカラーに塗り直して使ったりするので、世界で一番優れたカーボンフレームなのではないかと言われたりもします。


Waslser sports narrow crank この画像を見れば分かりますが、クランクそのものがぺらっぺらです。
きっとクランクを回転させた時も、クランクの一番先がチェーンにギリギリのところを通過するように設計されているでしょう。

リアのホイールもバトンホイールやディスクホイールを使用し、オーバーロックナット寸法110mmを実現。
つまりこれだけでもQファクターが20ミリは確実に狭くなっていることが分かります。

途中でも出てきましたが、ワルサースポルトのようなことができる工房が日本にあるとしたら、それは多分アマンダくらいしかないと思います。
スポークを使わない専用ホイール、専用クランクセット、専用フレームが用意できなければ、たいがいQファクターの減狭は成功しないでしょう。
いつかはこんな自転車にも挑戦したいですね・・・(*´ω`)。0(お金ないけど
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2009/06/07 Sun. 18:58 | trackback: -- | comment: 0edit

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