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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

Simmons Racingの靴で幸せになった話 第1回 

Simmons Mojo

エイサップ→Sierraと2軒続けて最悪のシューメーカーにあたってしまった私でしたが、苦節の末に、こうして Simmons Racing という最高の職人と出会うことができて 感無量です。

The best cycling shoes for me, Simmons Racing has arrived!

実は、この記事は何度も書き直しました。 しかし、どうしても話題をまとめきることができなかったので、記事を何本かに分散することにしました。 ですので、とりあえず今回はその導入部分といったところですね。


【登場人物】

David Simmons・・・現人神。 自転車にも乗る。
Jennifer Simmons・・・その妻。 話がわかる。

【靴が届くまでのタイムライン】

2016年7月4日郵便局から EMS を利用して足型を発送
7月6日足型が Simmons へ届く
7月11日(週明け)足型を受け取った旨の報告メールが届く
8月29日「作り始める準備ができた」とのメールあり
この時点で支払いを済ませる 全額 2000USD を PayPal にて
9月7日Simmons から靴が発送される 業者は DHL
9月9日荷物を受け取る
通常ならばこれにて一切完了(納期として約2ヶ月)
開封→商品チェックで不備を確認 Simmons へ報告する
9月10日靴を Simmons へ返送
9月14日靴が Simmons へ到着
協議・修正
9月22日Simmons から再発送
9月26日完成版の靴を受け取る
結果として全体納期 約3ヶ月

最初に提示された納期・・・12~14週
最初の納品まで・・・65日(約9週)
修正のため返送してから再び届くまで・・・16日
私例トータル・・・81日(約12週)

【仕様ならびに特殊注文】

この靴は一応、Simmonsでは“Mojo”と呼ばれる商品にあたります。 全体がカーボンで作られており、内張りや、その継ぎ目を隠すためのわずかな飾り革くらいしか、他の素材は使われていません。 そもそも Mojo に“標準”仕様などありませんが、今回注文するにあたって、いくつか特別な仕様をお願いしました。 そのどれもが、私がカスタムオーダーシューズを注文しよう・せざるを得ない と思う理由となった、重要な対策ばかりです。

①爪を保護するためのワイドルーム

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いわゆる Suplest 的なアレです。 私の親指の爪はかなり上を向いて生えているので、通常の靴を使っていると常に圧迫を受け、長時間のサイクリングでは痛みを感じるのが悩みでした。 外へ実走に出かければ、半日靴を履きっぱなしということもあるので、それなりに切実な問題なのです。 自転車を楽しむのに必要な第一は、痛みがないこと! この点は 特に厳に指定したので、アッパーは爪を明確に回避して一切触れておりません。

②ミッドフットクリートポジション

Simmons Mojo

Adam Hansen によって世界的に日の目を見た、市販の靴では不可能な位置にクリートを取り付けるセッティング・・・ それが可能になるように、土踏まずの真ん中へクリートマウントを設置してもらいました。 実は、一言にミッドフットと言っても、実際のクリート位置にはけっこう差があります。 私の場合はこの位置でしたが、もっと後ろに付ける人もいます。 この点は「800ユーロのゴミ」こと 既に注文して手元に置いてあった Sierra の靴を使って試験走行をし、希望するマウント位置を David に伝える手段としました。 ゴミも役に立ったな

③Hansen式レーシングシステム

Simmons Mojo

これについては、それほどまでに実現欲求があったわけではないのですが、しかしあえて「どの方式にしますか?」と言われたら ぜひ選ぼうと思っていました。 走り出してしまうと乗車中には調整がほぼ不可能ですので、見た目や、へそのゴマ程度の空力効果以外にこうする必要性はゼロです。 ただし、ロードレーサーというのは元来そういうこだわりの塊だとも思うので、あまりにも無意味なことだと言ってしまうのもどうかなとは思います。 完璧に自分のお望み通りだ!という潔い気持ちで使うことのできる道具は、とてもよいものです。

【使ってみての感想】

Simmons Mojo

最高!!!

Simmons MojoSimmons Mojo
Simmons Mojo
Simmons MojoSimmons Mojo

もはや自転車に乗っているというより、ただただ Simmons で走っているという感じ。 尻の下にあるサドルも、もう何でもいいことになった感がすごいです。 踏み味は、まさしく私が思い描いていた通り。 私が普段スケートで大事にしている感覚そのものです。 楽しい。 実に楽しい。 こんなに外を自転車で走っていて楽しいと思えるのは、中学生とか高校生の頃にとにかく自転車で走り回って それだけで満足していた頃以来のような気がします。

私がこの靴を作ろうと思った理由は、本当に、この記事でここまでに説明した限りでしかありません。 例えば巷では、「剛性が」とか「軽さが」とかよく聞くじゃありませんか。 でも、プラ樹脂ソールの廉価シューズでさえ剛性不足なんて感じたことがない私には、そんな要求は主観的に無意味だし、Simmons がその観点から優れているのかどうかすら、語ることができそうにありません。 硬くないということはないでしょうし、重いということもないでしょうけど、昨今ではドライカーボンの Bont や、重量150g 近辺の靴が市販品で簡単に手に入る時代なのですから、そういったスペック的に特に優れているとは言えないのではないでしょうか。

しかし、なにせこのクリート位置! 私の足に対して過不足ない、完璧なアウトラインとボリューム! 型取りによって投影された理念! これらが全部あわさって、最高の満足度です。 David には本当に感謝の一言。

1st arrivingクリートマウントは、このようなアルミブロックが埋め込まれています。 マウント自体に前後1cmの調整代があり、シマノクリートの1cmと合わせて約2cm 前後に調整できます。

グラフィックは、当初化粧カーボンとして表層にUDを貼ってほしいとお願いしましたが、UDは割れやすくてこの形式には向かないと言われました(´・ω・`)  「杢目」とも言うべきあの模様が私は大好きだったのですが・・・残念です。

ちなみに、Davidはしきりに裸足で履くことを勧めていました。 私もそれは理解できるのですが、いかんせんこの価格の靴が臭くなってしまったら悲しすぎませんか?w ということで、そこは頑なに拒んで注文。 そして届いてから気づいたのは、靴下アリで履くならば足首の飾り革は目立たない色(できればカーボンと同色)を選んだ方がよいと思います。 そうでないと、なんだか靴下を2枚重ねて履いているような見た目になってしまいます。 私はこれを回避できるよう、ユニクロでベリーショートソックスを買ってきました。

【気に入らないところ】

唯一不満なこと。 2000ドルの靴がただのカッティングシート貼りっぱなしって!! ヒートガンであぶるだけで逝くって!! 正直、もうちょっとなんとかしてほしかったところです。 塗装屋さん探そうかな。

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2016/10/27 Thu. 18:56 | trackback: -- | comment: 0edit

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