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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

銅リベット切断用工具 

Cutters for copper rivetスケート靴の裏面に使われているリベット。 私がチューブリベットよりお気に入りなのが銅リベットですが、その銅リベットをより良く運用するために最適なニッパーを選びたいと思います。

Ideal cutting tool for copper rivet.



【そもそも銅リベットはどのように留めるのか】
意外と、銅リベットの仕組み自体を知らない方もあると思います。
銅リベットの直径は、その他の鉄リベットと基本的に同じです。 ただし少し太い物が用意されることもあり、だいたい3.5~4.0mmくらいですね。


20151204011113_002 (2)

これらのリベット本体に、はめあい公差がきついワッシャをかぶせてまず留めとし、さらに余分な長さを切断したあと上から叩くことで“尻”を広げて抜けず・動けずの状態にします。


20151204011113_002 (3)

つまり、押し込まれたワッシャと切断した“尻”があまりにもかけ離れた場所にあっては、ストッパーとしての効能が得られません。


【銅リベットの取り外し】
取り付け方がわかったところで、次に銅リベットの交換方法です。
銅リベットは圧倒的に面倒です。 取り付けに関してはさほどでもありません。 問題は取り外しの方。 ふさわしい工具がなければかなりの時間がかかり、さらに作業中にあらぬところを削ってしまう事もあります。

既に説明したように、取り付けられた銅リベットは、叩いてふくらませた“尻”がストッパーと増し締めの役割を果たしているのですから、①ふくらんだ部分を除去してワッシャが抜けるようにするか ②ワッシャを割る 必要があります。 現実的に採られる手法は前者となります。
その際、ワッシャのツライチまで銅リベットの尻を削るのですが、これは旧来、手作業にてヤスっていました。 棒ヤスリで延々と削るわけですが、時間もかかるし、おもしろい作業ではないし、おまけにちょっと間違えばホルダーに傷がついたりするので本当に気が滅入る作業です。 しかも、銅リベットを端っこ以外の場所へ打つと、棒ヤスリは現実的には使えないくらい作業難易度が上がります。


【理想的な切断工具】
ここまで読んでもらえばおわかりと思いますが、取り付け段階で可能な限りワッシャに近い場所で切断できれば、それは取り付けにおいても取り外しにおいても同時にメリットが得られます。 ワッシャを適切に押さえることができ、外すのに削る量が少なくなるのですぐに除去できます。 銅リベットを気持ちよく使いたいと思ったらここが肝だと思います。

そこで具体的に候補として挙がるのが、エンドニッパー(エンドカッター)・喰い切り・ボルトカッター(ボルトニッパー、ボルトクリッパー)といった工具です。 これらは通常のプライヤーやニッパーより径の太い物を切断する用途を想定しているので、刃の硬度やハンドルの太さ、倍力構造や支点の位置などの観点から、銅リベットの切断に適していると言えます。
これらの工具であればどんな物でもよいというわけではなく、様々な基準で照らし合わせながら考えた結果、オフセットがついている片刃のクリッパータイプが最適であろうと考えました。



【実際買ってみた】
実際に3つ選んで購入してみました。 MCCのミゼットニッパ。 スリーピークス技研のグリーンニッパ。 そしてツノダのパワーブラスカッター(PC-1400 ストレート刃)です。

3つの切り口比較。

3PEAKS Green Nippers
切れ方が山なり。 引きもかなり重い。

まず最初に脱落したのは、3PEAKSのグリーンニッパ。 とにかくキレが重い・・・。 この工具を選んだ一番の理由は、刃が厚いところだったんですが、それが逆によくない結果へつながってしまったようです。 私の握力は5~60kg程度ありますが、それでもかなり力を入れないと途中で止まるような状態でした。 そして切れ端が音速で飛び散っていく。 危ない(確信


MCC Mizet Nippers
引きはマシだが、切れ方は相変わらず厚く、山なり。

MCCのミゼットニッパは、私が既に持っていた同社の倍力カッター同様、なかなかの軽い切れ味で、これなら許容範囲内だと感じました。 3.5mmΦまでが公式の切断能力なんですが、4mmΦの銅リベットもきちんと切ることができました。 しかしやはり少し引きが重いかな・・・?


Tsunoda Power Blass Cutter
小学生でもわかる。

そして大本命・ツノダのパワーブラスカッター。

圧倒的。

見てくださいこの切り口。 ドがつくほど真っ直ぐ。 そして軽い切れ味。 さすが軟材特化と言うだけのことがあります。
正直グリーンニッパを試した時点で外観がかなり似ていたため、もしかしてこちらも期待はずれかと不安になりましたw しかし切ってみれば違いは歴然。 ものすごく軽い力でバッツリ切れます。 公式の切断能力も余裕の5mmΦ! 9番の銅リベットも余裕で切れます。 すごいぞツノダ!!


ということで、メインで使う切断工具はパワーブラスカッターに決定。
このままでは使用に適さないので、さらに改造します。



【使いやすい形に切削改造】
銅リベット相手に使えることがわかったら、さらに実際の作業でも使用できるように改造が必要です。 最も問題になるのは、リベットの向こう側にそそり立つホルダー。 刃先が長いままではホルダーにぶつかってしまいます。 
こういった鉄系の刃物は焼入れや焼戻しといった工程を経ており、少なくとも100度以上の高温に晒してしまうとその能力が変質してしまいます。 グラインダーで一気に削ると切れ味や耐久性を損ないますから、時間がかかって面倒ではありますが、刃物用の電動水砥石で気長に形を整えます。


【できた】


Tsunoda Power Brass Cutter
before


Brass Cutter tuned
after

シュタゲ一挙生放送のタイムシフトまわしながらごりごりしてたら4話目くらいで早々に完成しました。 電気の力は偉大。
最終的に刃渡りが9mmになってました。 もう1ミリくらい短くてもいいと思いますが、まずは使ってみて不満があれば、それはその時修正すればよいと思います。

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2015/12/11 Fri. 16:08 | trackback: -- | comment: 0edit

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