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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

カスタムオーダーパンツ(テスト用) 

paint test
もうずいぶん前の話なんですが、カナダはトロントにあるRYR Sports Incという所にパンツを注文しました。

Small length but large volume.


先に断っておくと、このRYRという店の客対応はクソです。 「どれほどクソだったか」という内容を延々書き続ける労力がもったいないのでやめておきますが、Experimental PrototypeとかエイサップとかCiamilloみたいなのとドンパチしてきた私が満を持して5本の指に数える事を悩むくらいには腐った対応が期待できます☆

で、今回はその時の話を一足飛ばしに、第2回目(本番)の注文をしたんですよ という話題です。


そもそも「そんなにひどい店なら利用しなきゃいいじゃないか」と思う人もあるでしょう。
世の中の全ては程度問題なのです。 多少問題児でも、能力があれば許容される。 RYRは(私の知る限り)世界で唯一カスタムメードのパンツを作ってくれる工房です。

まず市販品の何が不満かというと、全てのサイズがS→M→Lで一律に大きくなっていく点です。
例えば私のように身長が低く、足も短ければ、サイズは自ずとSやMになります。 ところがSサイズはウェストもSです。 ヒップもS。 つまり既成品のパンツだと異常に窮屈なパンツしか購入できません。
RYRでは、1. アウトシーム(パンツ丈) 2. インシーム(股下) 3.キドニーパッド 4. ウェスト という4つの寸法を指定できます。 市販品とは違い、「丈はSだけどウェストはM」といったパンツも作ってもらえるということです。




第1回注文は、テストだと考えて“お任せ”で作りました。 伝えたのはウェストサイズと身長、体重のみです。

耳にタコですが、「オーダーメイドはまず3回頼め」という格言を忘れてはいけません。

オーダーメイドやテーラーメイドというのは、最初から最高の物ができると考えるのではなく、何回か作ってみて高みに辿りつきます。 既成品では根本的に不可能な造形さえ可能とするのがこの種の注文の最大の利点であり、本当のところで合うか合わないか という点では、実は大した違いはないどころか、多くの人を相手にモノ作りをしている大手メーカー製品の方がずっと許容範囲の広い設計だったりします。

伝えた数字から出てきた第1回オーダーの寸法は、1. アウトシーム・19インチ 2. インシーム・11インチ 3. キドニーパッド・6インチ 4. ウェスト・87cm となりました。

使ってみての感想は以下のとおり。


・ボリュームに大満足

conparing RYR and Tackla

→写真を見てもらえば一目瞭然。 これまで使っていたパンツと全く同じ丈なのに、このボリュームの違い。
Tacklaはおしりがキツくて前傾姿勢もとりずらいし、なんだかすぐ疲れるぞ・・・と思っていたところで狙い通りの設計でした。

・ウェストはちょっと大きすぎた感
→実際に自分のウェストを測って全く同じ数値を伝えたんですが、若干大きすぎる感じがしました。 腰紐の調整代を全て使いきってしまいます。

・ちょっと・・・というかかなり動きにくい
→腰を落として股を開いて前傾する この、ホッケーのスケーティングの基本姿勢を大きく阻害する感じがあります。 パッドが大きすぎたり、位置が悪かったり


以上を踏まえ、本番である今回は以下のような寸法で注文しました(メールで伝えたところ「図示しろ」と言われたのでイラスト化しました)。

001_20150810181040c00.jpg

ほとんどの寸法は同じですが、ウェストは-4cmで83cmに。
ぜひ改善したかったのは動きにくさ。 これは、今まで使っていたTacklaをその手本として、何が現状を招いているのか検証しました。 その結果、まず第一にパッドがずいぶん大きいことが挙げられ、さらに縫い付けられている位置もうまくないという結論に至りました。
当初は手元にある第1回目注文のパンツからパッドを抜き取り、削って、RYRへ送り返して使ってもらおうかと考え(実際に削りもし)ましたが・・・。 結局、「ヒップパッドは1サイズ小さいのを使って」と書き添え、両方のパッドの取り付け位置を指定することで済ませました。 これで現実的にほぼ自分が望むパッドのサイズと動きになると思います。 仮にまだ改善の余地があったとしても、日本で改造できる範疇に収まっていることでしょう。
現在のRYRパンツはウェストベルトとの隙間を全く設けずにヒップパッドが縫い付けられており、開脚に合わせてヒップパッドがずれる逃げ道がなく、ウェストベルトと干渉して非常に動きにくいと感じさせます。 同様に、タイパッドもずいぶん長いので、深く前傾すると股関節や下腹部につっかえます。 ヒップパッドはウェストベルトから3cm離して縫う。 タイパッドも同じく21cm離す。 ヘタにパッド自体の大きさを指定するよりも、これで間違いない指定ができるでしょう。

今回一応本番扱いということで、新たに行ったのが色指定とカスタムペイント。 これも届いてみないと詳しいことはわからない冒険です。 当然ですが、あちらから「仕上がりこんなふうになります!」なんて、事前にグラフィックを提案してくれるわけじゃないです。 ていうか刺繍かペイントかもわからない。 そういう世界にぼくらは生きているんだ(戒め

で、自分の方ではきちんとシミュレーションしました。 相手方にニュアンスを伝えるためにも有効です。

paint test

ガムテープでデザインを切り抜き、キャプチャした画像を加工して実際の色で粗塗りしたものです。 実際やってみないと、大きさや太さなど細かいデザインで印象が大きく変わります。 何度かやり直してこの状態に。
相手方へ送る時はPDFファイルで提出します。 原寸大で描きました。 半径が27cm程度のデザインですね。

全体の色は、RYRが持っている色が29色あります。
で、私はてっきりその中から選ぶ必要があると考えていたのですが、なんと、どんな色でも注文を受け付けるようなのです。 そんなこと本当にできるのか?と思うのですが・・・。 実際に、今回はほぼ黒に近い灰色を選択してみました。 墨色とでもいえばいいんでしょうかね。
届いて使ってみたら実は上から塗料を塗っただけでボロボロに剥がれてきたりして・・・。


以上でお値段560C$。 送料、税金込みです。 だからパンツ自体は300ドルくらいですね。 RYRのパンツの元の値段は120C$~ですからめちゃくちゃ安いです。
納期は製作6週間+輸送。 前回の注文時は1週間くらいの完成遅れがあったくらいでしたね。

ということで、この記事を投稿した今日この日は、伝えられていた出荷予定日当日でございますが・・・まだそのような連絡はありませんし請求書も届いていません ^ω^
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2015/08/23 Sun. 23:23 | trackback: -- | comment: 0edit

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