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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

切ってみてわかる世界 

Easton Mako M5 tuningもうそろそろミシンがほしくなってくる(小並感

File your shin to get feather fit.


今回はレガースの改造についての記事です。
今まで使っていたレガースも一部切り落としたりはしていましたが、ここまで大掛かりに手を加えるのは初めてです。 「レガースは」というより、防具でこんなにいぢるのが初めてです。 でも、いぢくってみて初めて分かることもあったので良い経験をしました。

ベースとなるのは、Eastonから数年前に販売された“Mako M5”というレガースです。 Makoシリーズはスティックを含めて現在は廃盤で、今のところその系譜を受け継ぐ防具は継続していません。 最上位が“Mako”。 セカンドモデルが“Mako M5”。 さらにその下に“Mako M3”と続きます。
最上位モデルというのはワケの分からない無駄なギミックがたくさん付いていて買う気になりません。 私が今まで使っていたレガースも、超がつくほどの廉価版・・・いわゆる「ペラショル」の類です。 性能が直接関係する靴やグラブ等を全く別にして、レガース、エルボー、ショルダー、パンツなどの単純防具は、出来る限り簡素で軽くて動きやすい物を選んできました。 お値段も安いですし。 ですから必然的に最上位のMakoは選択肢から外れ、その他諸々の理由を考慮してM5を選びました。
Makoシリーズはとてもおもしろい構造をしている防具が多く、ショルダーの購入も検討したことがあります。 このレガースも大胆な設計が採用されていて、見た目からして気に入りました。

今、私の手元にはMako M5が2セットあります。 13インチと14インチの物です。
まず最初に購入したのは13インチのM5です。 私がこれまで使っていたのはItech製で14インチの物ですが、常々私には丈が長すぎると思っていました。 また後で説明する機会がありますが、色々あって、適正だと思われる13インチのレガースを買おうと考えたのが買い替えの最初の動機です。
ところが、13インチは子供用の最大サイズ 14インチは大人用の最小サイズということになっています。 このサイズ表記の違いは単純に丈の長さだけを伝えているのに対して、実際には幅(深さ)の違いが存在します。 私がこのレガースをほしいと思った時は既に遅く、国内には在庫がなくなっていたので海外から個人輸入することになったのですが、実際に届いた13インチを試着してみると、深さが全く足りませんでした。
よく思い出してみると、今使っている14インチのレガースを買ったのもやはりそういう理由だったような気がするのです。 もう高校生か、ヘタすると中学生くらいの時の話なのでよく覚えていないのですが・・・。

このような経緯を経て、まずレガースを深さや幅で選び、長すぎるならば適正な丈に削れば良い という決断に至りました。

その後、追加でM5の14インチを購入。 思った通り、今まで私が「良い」と思って使ってきたレガースのフィット感と同じでした(それでもItechに比べると細めでしたが)。 これを改めて、自分に合った道具にします。


ここまで述べてきたように、まず最初にあるのは諸事情により必要になったリサイズ作業というわけですが、もう1つ気になったのが重さです。 Itechのレガースが467gだったのに対して、M5は初期値で589gもあります。

Easton Mako M5 tuning   Easton Mako M5 tuning
120g増はちょっと重い

なので、合わせて軽量化作業もしていくことに決めました。


まず、全体のコンセプトがいくつかあります。

  • タックインスタイルなので、ベロが入る部分の“座布団”は不要
    →ベロと同じ長さの分は、内側のスポンジを切断します
  • ブーツのカット部分にかぶるレガースの末端も不要
    →弊害しかないので、スケートを回避する形に削除します
  • 布の中に挿入されている硬質ウレタンパッドも不要
    →重くなる上にフィット感も損なわれるので抜き取ります
  • その他、飾り布・デザイン冗長部分も不要
    →飾り? いらない子です

せっかく自分用にカスタマイズするのですから、極力シンプルに成形します。

まず、最も必要とされる丈の調整ですが、これは2番のコンセプトが関わってきます。 足首を曲げた際にベロの上でレガースがつっかえるようでは論外ですし、コンセプトの欄で述べたように、多くの場合はブーツのカット部分とレガースが接触して都合が悪いです。
こうして改造をしている時に「ああそうなのか」と思い至ったところですが、プレー中にどうしてもレガースが外側へロールしてしまうのは、ブーツの干渉を受けてレガースが正面の位置に収まらないからなんだとわかりました。


Easton Mako M5 tuning

油性マジックで目星をつけて


Easton Mako M5 tuning

鋸で粗くカットして


Easton Mako M5 tuning

マイクロモーターで仕上げます


次に、コンセプトの3番にあたる、ウレタンパッドの中抜きを行います。 ウレタンパッドは基本的に内部でのり付けされているので、取り出せるような範囲の糸をほどいてから中に指をつっこみ、バリバリと剥がしてから取り出すという作業が必要です。
また、ウレタンパッドを押さえるためだけに使われている表布があるので本来であればそれも除去したかったのですが、使われた糊が残っているのでそれを取ってしまうと汚れやベタつきが予想されます・・・。 ですから今回はパッドだけ取り除いて、(その時点で本来不要になるはずの)布はそのまま残します。


Easton Mako M5 tuning

糸を切ってほどき


Easton Mako M5 tuning

中のウレタンパッドに到達したら糊を引き剥がし


Easton Mako M5 tuning

こうじゃ


Easton Mako M5 tuning

引き続き、この部分の不要と判断したプラスティックも切断しました



Easton Mako M5 tuningさらに上級のフィット感を求めて、“座布団”の肉抜き整形をします。 左の写真はその処理がきちんとできるか、予行演習をしたところ。
巻きかがり縫いで、なるべく糸目が隠れるよう縫い進めます。 非常に面倒です。 平気で何時間もかかります。 もちろんお針子さんならパパっとできるんでしょうけど、素人は丁寧に時間をかけて縫うしかありません。 でも、穴かがり縫いなんかに比べれば全然マシだと思います_(:3 」∠)_




Easton Mako M5 tuning

切って


Easton Mako M5 tuning
しつけて


Easton Mako M5 tuning

縫う


Easton Mako M5 tuning

縫う。


見てわかる通り、スネの前面で出っ張っている部分の肉を全て抜いています。 こうすることでよりフラットに、かつ手前にぴったりとレガースを身につけることができるでしょう。 スネの中心に近く細く存在するほど、軽く感じられるであろうことは間違いありません。 真ん中の小さい穴はオスグッド病変部(正式名称はなんと言えばいいのか?)用です。
下1/3くらいがバッツリと切れているのは、全体のコンセプトその1として挙げたところです。 つまりこの部分までは靴のベロが入ってくるので、不要ということです。

Easton Mako M5 tuning上に掲載した写真では、既に膝上のパッドを布ごと取り除いてあります。 本来は右のようになっていたところです(ウレタンパッドの除去中)。
ここは作業中に気付かされた部分なのですが、このウレタンパッドは単なる防護だけが目的ではなく、実はこれが付いている事によって押さえが利き、膝頭を包む座布団がより立体的な形になってフィット感を底上げしているのではないかと感じました。
もちろんその真偽は実際に設計を行った人物に聞いてみなければわからないことですが、少し思案した結果、やはりそういう効果があっただろうと結論づけて、パッドがなくてもそのような立体的な形を保てるように作為的なしつけを施すことにしました。


Easton Mako M5 tuning

必要な部分まで糸をほどき


Easton Mako M5 tuning

重ねてしつけ


Easton Mako M5 tuning

左はしつけなし 右側がしつけ後

あまり差がないように見えますが、実際にこのように処理することで膝のホールド感は間違いなく向上しました。
私がMakoシリーズで良いと思っている理由の1つは、膝カップの深さからくるフィット感の良さです。 私が使っているItech製や、現在の市場で最も軽い部類に位置するCCMのRBZシリーズもそうなのですが、そういう軽量タイプのレガースはどれも膝カップが平らです。 ここを深く、膝をしっかり包むようにするとやはり重くなるのをさけられないのだと思います。 中に入っている座布団の造りも、ちょうどここで見る“しつけなし”の状態のようにフラットで、膝上の反り返しがありません。




Easton Mako M5 tuning

あとはもう様々な所を切って削って抜いて・・・。 で、この状態になりました。 なんとか510gです。 できれば500gを切りたい! 仕上がって目標を達成できるかどうか。
もう片方にも同じ改造を施したら、仕上げ縫いのためにお店へ持っていきます。 お店でしかできないこと以外はしつけ縫いを含めて全て行ってから持ち込みます。

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2015/06/24 Wed. 14:05 | trackback: -- | comment: 0edit

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