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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

顧客を品定めすることなかれ 

スケートの研磨は普通、完成されたスケート靴の状態で冶具に固定して行います。
しかし例えば北米において遠征を伴うチームが研磨機を所有している場合は、NHLにしろ大学リーグにしろ、エッジだけ取り外して研磨するシチュエーションが頻繁に起こり得ます。 現在はTuukのLightspeedを筆頭にして、ワンタッチでエッジが取り外せるホルダーとラナーが存在し、Lightspeed2でも、かかとに作業用の穴が空いていればそんなに苦労せず取り外すことができます。 試合中にラナーが割れたり、相手のスティックを踏んだりしてエッジが駄目になった際に、すぐにラナーを交換してゲームに復帰できるよう考えられているのです。
そのような管理をしているチームでは、当然、靴に取り付けられていないラナーがはじめから存在します。 「なんだよめんどくせーなエッジだけなんかじゃ研磨できねーよ!」ではなく、「うわマジかよ何これいちいち今付いてるラナーと付け替えないと研磨できないわけ?」という状況に接しているのです。

そもそも、なぜラナーだけでは研磨ができないのでしょうか。
まず正確に書き直すと、研磨ができないのではなく、研磨作業が非常にしづらくなり、一般的なショップにおける商業行為としての研磨作業が成り立たなくなる と表記するのが正しい。 つまり、全くできないということではないのです。 問題は、それがどのような立場から見てどのくらい滞るのか、という“程度”です。
研磨作業をする際にスケート靴を一定の高さに固定する冶具のことを「skate holder」と云います。 これはラナーを固定しているホルダーとは違うので混同しないでください。 かなり割愛した説明ですが、スケートホルダーという器具は理論上万全であるとは言い難く、スケート靴をしっかり固定するというよりはつまんでぶら下げるといった状態で機能します。 800gもあるスケート靴の末端を幅3mm程度の“顎”で挟んで完璧に固定するなんて無茶な話ですが、物理的制約があるので仕方ありません。
この状態でなぜ現状研磨作業がまかり通るのかという点ですが、諸説あるものの、スケート靴の重さが効いているのではないかと言われています。 つまり、ラナーだけで研磨しようとすると質量というパワーが失われていよいよ固定力が不足してしまい研磨作業に支障をきたす場合がある という論です。
これは作業そのものに対する考察ですが、研磨をする者の立場から論じるとさらに困ったことがあります。 それはラナーが発熱した状態ではホーニングやスケートホルダーからの取り外しができないという点です。 このような作業で手袋はしたくありませんしね。




そんな人たちの要望に応えたのが、この冶具です。 これはCSW(Custom Skate Works)という会社が作った物です。
まぁ要するに簡易ハンドルですよね。 冶具と言えるかどうかもあやしいですw 
直接手で触れなくても、スケートホルダーからの取り外し・ホーニング・エッジチェックなどが行えます。 また少なからず重量はありますから、スケートホルダーへの固定そのものも改善される傾向があるようです。

で、これほしいなぁ~と思って、CSWの中の人にメッセージを送ってみたんですが、「海外の個人には売らないよ」と言われてプチッ(AA略 自分で作っちゃうことにしました(続く

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2015/04/14 Tue. 19:55 | trackback: -- | comment: 0edit

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