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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

「あんた店でも始めるの」 

いやね ほしいなぁ~と思っちゃったんですよね。 研磨機。

Sharpen your skate by yourself.


全国1億人のスケート愛好家の皆さん、こんにちは。
今回は自分の家に研磨機を導入してみようっていう趣旨の話です。

この部分に買おうと思った動機とかいろいろ書いたんですけど「そんなもんここに来る人達の知ったこっちゃねぇだろ」と思ったので割愛させて頂きます。

ではどうぞ!



研磨機を選ぶ
自分用の研磨機を買おうという時に、お店に置いてあるレギュラーサイズの研磨機をドーンと買う人はなかなか少ないと思います。 まずここでは、家庭用研磨機として候補に挙げられる鉄板3機種を紹介することにします。 海外の所有者たちも、だいたいはこの3つから選びます。

Blackstone X-01/02
120V、60Hz-5500rpm
砥石の大きさ:4インチ


x-01-lg.jpg


Wissota 911
115V、60Hz-3500rpm
砥石の大きさ:7インチ

911-ss_03.jpg


Blademaster SPB850
110V、60Hz-3500rpm
砥石の大きさ:8インチ

spb850.jpg


どの機種も1000ドル付近の価格帯が特徴です。 値段が高いのはWissotaBlackstoneBlademasterですかね。 スケートホルダーやエッジチェッカーなど、研磨作業に必要な物もあらかた含まれてこの価格です。

あくまでインターネット上における評判をまとめた所感ですが、グラインダーという機械としての堅牢性で見ると、
X-01は他2つと比べてやや落ちるようです。 というのも、X-01の回転砥石は他2機種の半分の大きさ(4インチ)しかなく、これを補うため回転数が倍近いモーターを使っています。 騒音はひどくなるし、振動も増えて熱がこもります。 X-01はあくまで個人での使用をターゲットに開発された商品で、続けて何台も研磨をするような使用には向きません。
また、これは後段でふれる内容ですが、周波数の問題でモーターの回転数が落ちてしまうことがあります。 他の機種は問題ないと思うのですが、小さい砥石が使われるデメリットを高い回転数で補っている
X-01の場合、かなりの不都合を感じるかもしれません。
X-01が選ばれる最大の理由は、やはりFBV研磨を確実かつ容易に行うことができるという点ですね。

他方、Wissota 911Blademaster
SPB850の評価は拮抗しています。
まず価格という観点から比較すると、これは
Wissotaの方が間違いなく優れています。 1000ドルを切る価格。 付属品のスケートホルダーもトップクラスに使いやすいそうです(そもそも単体で買ったらこれだけで300ドルしますし)。
性能比較においては、どちらもモーターの回転数は変わりません。 ただし取り付ける砥石に違いがあります。 
X-01ほどではありませんが、Wissotaは7インチの砥石であるのに対して、SPB850はレギュラーサイズの研磨機と全く同じ8インチの砥石を使っています。 SPB850を推す人が「自分が店で使ってるレギュラーサイズ感覚と全く同じ」と言っていたのが私の印象にも残っています。
実際には、砥石は使っているうちにどんどん減っていくものです。 最初は8インチだった砥石も、使っているうちに減っていき どうでしょう・・・2インチくらい減ったら交換するんじゃないでしょうか。 ですからWissotaの7インチという大きさをそれほど意識する必要はないと思います。



日本で使うにあたって
外国製電動機であるところの研磨機を日本で使用する際に気をつけなければいけないことは何でしょうか。

①電源周波数の違い
既に
X-01ふれましたが、海外で作られた製品を日本で稼働させると回転数が落ちてしまうことがあります。 これは地域によって電気の周波数が異なるためです。 このブログはそこんトコを懇切丁寧に説明するような場所じゃないので詳しい説明はGoogle先生にでも聞いてください^ω^
そういう説明を一切抜きにしてもだいぶややこしいのがこの日本という土地なんです。 まず、この国には周波数50Hzの電気が流れている場所と、60Hzの電気が流れている地域があります。 例えば東京は50Hzですし、大阪に行けば60Hzの電気が使えます。 1つの国の中で周波数が統一できず、2種類以上の電気が供給されている国は世界を探してもほとんど存在しません。 マジ厄介。

モーターの回転数と、その時使われる電気の周波数は密接な関係にあります。 「60Hz」というのは、「1分間に正負が60回切り替わる」という意味であり、そのしくみを利用してモーターは動いています。 だから実に単純に、60Hzで毎分3500回転するACモーターを50Hzの電気で動かした場合、その回転数は5/6倍に減少して2900回しか駆動しません。
だから、回転数で性能を補っている
X-01を購入検討する際はいっそう注意が必要であると述べました。

もうお気づきの方もいると思いますが、これは東京を筆頭にした50Hzの電気が供給されている地域だけで問題になることであって、例えば大阪にお住まいの方であれば何の問題もなく60Hz電源ですから 気兼ねなく
X-01でも何でも購入検討・また実際に運用してもらえばいいことです。
また
X-01のような特殊事例を除けば(つまり2極ACモーター使用の研磨機であれば)、50Hzの電源でも不満のない研磨が可能であることは、日本の該当地域のみならず世界中のショップを見ても明らかです。 むしろ北米のように60Hzの電気をつくっている地域の方が世界的に見れば圧倒的にマイノリティであり、アイスホッケーの世界で名前が出てくるような欧州各国・ロシア、フィンランド、チェコ、スイス、ドイツ、スウェーデン、イタリア等々・・・どれ1つとして60Hzの一般電源を使っている国はありません! 東京やこういった国々のショップが何か対策を講じているかといえばもちろん一切ナシです。

しかし、モーターの回転数が高い方が良い研磨ができるという現場の声があるのも事実です。 では東京で3500回転のまま研磨機を運用するにはどうすればいいのか? 周波数調整器という物も存在しますが、巨大かつその金額で研磨機が複数台買えるくらい値が張るので全く現実的じゃありません。
どうしても60Hzの電気がほしい そんな時は、もはや発電してしまうのが一番だと思います。 屋台とかで使っているような4サイクルエンジンの発電機を買えば、60Hzの電気をつくることができます。 一番安いのだと3万円くらいで購入できますし、全然悪くないと思います。 私はもしかしたら買うかもしれません。


②供給電圧の違い

日本の一般電源は100Vで供給されていますが、これは各国と比較するとかなり低い方です。 先に紹介した3機種にもれず、世界中で製造・販売・使用されているほぼ全ての研磨機は北米製です。 北米は120Vが主流なので、やはり日本より高い電圧です。 こうした場合、何らかの対策を講じなければ動作が不安定になります。
一般電源の電圧を完璧に一定に保つのは不可能です。 水道だってそうですよね。 どこかで誰かが使えば圧力は低下します。 日本の電源が100Vと言っても、±10V程度は問題なく許容できるとされています。 ですから
Blademaster SPB850あたりは110Vの設定なので、そのまま日本のコンセントにつないで使用可能かもしれません。 ですがそれ以上になってくると、対策なしでは難しいと思います。

最も一般的な対策として、昇圧トランスを用いる方法があります。 昇圧器は研磨機本体の電力使用量に応じて容量を選ばなければいけませんが、おそらく1kWもあれば充分だと思います。 1万円ほどで国内で手に入るでしょう。



とりあえずこの記事は研磨機本体を購入する時に必要な情報を書いてみました。 例えば他にも必要な小物類や、実際に設置する際のアレコレは、私の研磨機が届いた後にまとめて書いてみましょう。
今の気分だとWissotaにしちゃいそうだけど、SPB850も捨てがたいんですよね。 買い直すものでもないでしょうし、しっかり悩んで購入したいと思います。
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2015/01/05 Mon. 15:37 | trackback: -- | comment: 2edit

コメント

久しぶりにコメントさしていただきます。
どの研磨機もそうですが、電源のことを考えるよりモーター交換を検討してはいかがでしょうか。
モーターは、基本規格品だと思いますので、同じ規格のものから必要なスペックのモーターに変更してはいかがでしょうか。
ただし、規格品のモーターでも、軸端やモーターの取り付けが研磨器専用品になっていると難しいですが。
最悪、モーターを巻き直しして、求めるスペックに変更するか。
巻き直しは、自動車の電装関連の修理をするところなら出来るのでは?
参考までに。

ブラザー弟 #/7FyoyDw | URL | 2015/01/07 01:57 * edit *

>>ブラザー弟さん

>電源のことを考えるよりモーター交換を検討してはいかがでしょうか

失礼ながら、おそらくDCモーターと混同されてはおられないでしょうか。

例えばマキタや日立といった会社のカタログを見ても、砥石の径が大きいグラインダーに使われているのは交流モーターです。
直流モーターは小径砥石を高速回転させるようなハンドグラインダーの類には使われていますが、同じグラインダーでも大型になると用いられません。

コメントにいただいたような「必要スペックのモーター」や「巻き直し」というのは、直流モーターであれば確かに有効かもしれませんが、交流モーターでいくらコイルを分厚くしても回転数に変化はありません。
ACモーターにおける回転数はおよそ周波数と極数によって決まるからで、だからこそ周波数を工夫しなければ解決には至りません。
家電の中にも一般電源から得られた電気を直流に直して稼働する物はたくさんありますが、これをそのまま行おうとするととてつもない容量のACアダプタが必要となり現実的ではありません。
またトルクなどの問題もあります。

交流モーターの場合2極で60Hz 3500rpm、50Hz 2900回転。
これが4極になると1800/1500rpmになります。

といったところで、やはり交流2極モーターを60Hzで運用するのが今のところやるとすれば有用だと思います。
文中にも書きましたが、50Hz 2900rpmで研磨をして全く問題はないのです。
しかし実際に回転数が20%も高ければ俺はもっといい研磨ができると言う現場の仕事人がいることも事実で、私はとても興味があります。

ZENSHOJI.inc #- | URL | 2015/01/07 16:51 * edit *

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