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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

縛られず、自分のためだけの1台を 

プーリーケージ自作記事の更新が止まったのは、間違いなく3mmのカーボン板が硬すぎて削れないからです。 多分カーボンの繊維1本1本はさほどでもないんでしょうが、積層体になると途端に難削材と化します。 作業効率は、まさに洞窟の中の滴る水が落ちる先の岩を穿つようなスピードです^q^

drive side of Stayerあんまり更新できないと、私の方もなんとか記事を書きたいと思うようになります。 今回は、私が次にオーダーするフレームでやりたいことなどを書いてみることにしました。

Some of the ideas for own ideal road racer.


最近・・・というほど最近ではないのですが、海外の掲示板を見るようになりました。 考えてみれば、世界中を相手にしたら日本なんて実にちっぽけなものです・・・。 ブログを渡り歩いていても、日本語のコンテンツばかりを追いかけていては「世界が狭くなる」というものです(`・ω・´)
海外の掲示板といえば、それはもう文字通り、世界中から自転車の愛好家が情報を寄せ、日々書き込みをしています。 やはり日本という枠を超えてアンテナを張ると、「凄い人」がわんさと出てきます。 最近は特に、「作っちゃった人」「作らせちゃった人」に対してかなり憧れを抱くことが多く、先日から記事にしている自作のプーリーケージだってその1つの表れです。 かと言って、そういう人達の猿マネ
をしたいというわけではなく・・・私がそう感じたように、私の完成させた何かを見て彼らが「こいつぁすげぇ!」と共感せざるを得なくなるような・・・そういう、独創的で価値のある物を仕上げてみたいという気持ちです。 彼らが彼ららしい何かを実現したところに私は素晴らしさを感じているわけですから、そのまねをしても意味はありません。

 
Plan.1 ~スチールフレーム~
DiNucci Fork Crownやはり私にはスチールフレームが合っていると思うのです。 理由はいくつもありますが、やはり加工の自由度が段違いなのが大きな長所です。 何かやりたい事や試してみたい事があっても、それをカーボンやチタン、アルミで注文することはできるでしょうか? もちろん素材によって程度に差はありますが、鉄の自由度はブッチギリです。
あと、その通り「試せる」のが現実的でいいと思います。 鉄のフレームセットを注文したところで、色々な工作をしても20万超えるのは逆に難しいくらいだと思います。 フレームだけなら15万に届くかどうか。 フルオーダー対応のカーボンフレームだってないわけではありませんが、そんな1本70万もするようなフレームをぽんぽん試みで作り続けるなんて少なくとも私にはムリです!w Parlee “Z1”やAmanda Sportをフルオーダーするとしても、鉄で納得いくまで仕様を試してから満を持して注文するのがいいと思っています^ω^


Plan.2 ~スレッドヘッド~
cane creek 100.ec30カーボンにはできない規格・・・それがスレッドヘッドです。 スチールフレームにするなら、この選択肢もアリだと思っています。 スレッドステムの利点は、アヘッドタイプとは比較にならない上下への調整力
ちなみにヘッドセット単体で見ると、アヘッドやインテグラルヘッドよりも軽いスレッドヘッドが存在します。 WOOdman Components “Axis SL Comp LTN”など、驚異の82.5g! 写真のCane Creek “100.EC30 Threaded Complete”は93g。


Plan.3 ~オーダーステム~
IMG_6067非常に独特な、ステアリングという問題を解決すること・・・それが、クソチビに与えられた永遠の課題です^ω^
こんなことは、身長が高い人には一生無縁の問題でしょう。 まさにあちらを立てればこちらが立たぬ状態。 フロントセンターは確保したいが・・・ともするとステム長が70mmとか、ヘタしたら50mm(笑)とかになったりするのをどうにか折り合い付けるのが実に難しい。 そういう問題への現実的な手段として、オーダーステムはなくてはならない物かな、と思います。 トップチューブ長の5mmや10mmにこだわったりするんだから、合わせてステムの長さも決めないと。


Plan.4 ~650Cフロント、700Cリア~

今ではUCIに禁止されている、前輪に小さいホイールを使う仕様。 選手ではない私にUCI規約を守る必要は皆無。 どんなアイディアだろうとやりたいならやればいい。
さらには、後ろにふかふかの25C以上のタイヤ・・・それもできればDugast “Paris Roubaix Silk”なんかを使って、前輪はVeloflex “Record”など細めのタイヤを選びたいところです。
EROICA 2010 208本当ならMoserくらいのことをやってみたいんですけどね(笑) 車輪はデカけりゃでかいほどいいわけですが、前輪だけはそうともいきません。 正直、身の丈に合ったホイール径でないと不満が出ると思います。 そこへいくと650Cというのは、私は高校2年までずっと650Cのロードに乗っていたため親しみがありますし、ホイール(リム)にしろタイヤにしろ、部品調達の面でも最低限の条件は満たしています。 Lightweightのホイールにも種類によっては650Cは実はあるし、Zipp Weaponry “404 650C Tubular”や、それに使われているリム・“330”も販売されています。 タイヤも、フラッグシップモデルに650Cを置いているところが割と多いです。


Plan.5 ~Sanomagic・マホガニーピラー~
新木場にある佐野造船所。 江戸時代から実に9代目になる船大工・佐野末四朗さんが作るマホガニー自転車は、もうずいぶん多くの人に知られたことでしょう。
佐野さんのマホガニー自転車は、木製だというのに中空のハンドルだとか、推定100kg以上で引っ張れるディープ木リムだとか、それはもう色々なところが現実離れしている作品なのです。 私など本職の方に比べればミジンコみたいなものですが、木工を少しやる自分にとって、佐野さんはリアル魔法使いレベルです。
euro16のコピーそんな佐野さんの自転車ではありますが、手放しにそれをほしがるのではなく、私らしくその製品を取り入れるとすれば一体どうするべきでしょうか。 私は、木である事を最大限に活用できるのは、ピラーとリムであろうという結論になりました。 特に、是非他を差し置いても使いたい!と思ったのがピラーでした。
しかしどうでしょう? 私の好きな2本締めタイプではありません・・・(・ω・`) まぁしょうがないですよね。 構造的に木製で2本締めをやるのは難があります。 一応佐野さんに伺ったこともありますが、彼自身は1本締めで十分という認識だし、今後2本締めをやる予定もないということでした。

でも、
ここで引き下がらずにアクションを継続できるかどうかが、「凄い人」かどうかの境目のような気がします。

以前私がシートマストトッパーのまとめ記事を書いたのを覚えているでしょうか。 凄まじい誰得記事でしたが(しかし、ちょくちょく検索で飛ばされてくる人がいますw)、この記事を書いた本当のねらいは、実はこのマホガニーピラーを2本締めで使うためだったのです。
佐野さんに、ヤグラや、ヤグラのためのセットバックが全くないただの棒ピラーを作ってもらう→ 適切な(内径の合う)トッパーを購入し、ピラーに装着する→ ISP仕様ではない、ごく普通の自転車で使用する ・・・とまぁこんな具合ですw

ここまで計画ができていて、なぜ実現しなかったのか。 理由は2つあります。
1つは、そもそも計画した段階で、納期が間に合わないことがわかっていたため。 基本的にマホガニーピラーなどは作り置きがあるようなんですが、私が問い合わせた時は運悪く品切れになった直後でした。 「今から作ったら納期は半年後」・・・そう言われて、自分の見通しに自信が持てない私は、とりあえず注文を先送りにしました^q^
一方で、適合するトッパーがうまく見つからないというのも問題でした。 それこそシムを噛ませたり、ピラーの方をトップだけ肉厚にすると
か(せっかくの注文なんですしね)、そういうことも当然考えられました。 しかしいかんせんそういう逃げの方策は私は好かんとです!(´゚д゚`)
問題なのは、27.2mmという内径を持
2_20100920145712.jpgったトッパーが皆無だったこと。  しかしWOOdman Components “IT Head”に実は27.2mmが存在することを発見。 まとめ記事を書いた時点ではウェブなどが充実しておらず、わからなかった情報でした。 WOOdmanさすがすぎますw

このように、今では条件が揃い、時間さえあれば実現できる状態にあります。 本山から戻ってきたらぜひトライしたいと思っています。


Plan.6 ~オーダーボルト~

最近わかってきたのは、ボルトからバネまで、個人を相手に少量からオーダーで作ってくれる会社がけっこうあるんだなぁ・・・ということです。 こうなってくると「物作りに強い日本」が急に現実的に感じられてくるから不思議ですw
titanium boltボルト類をチタンやカーボン、プラスティック製の物に交換するのは軽量化の初歩中の初歩として挙げられますが、長さまでピッタリ合う物はなかなかなかったりします。
もし「コレ!」というパーツや仕様が決まったら、それに合わせてピッタリのチタンボルトをオーダーしてしまうというのは、まさしく贅沢なチューンナップの1つだと思います。


Plan.7 ~極小ナローQファクター~
Waslser sports narrow crank 最近はFocusのTTフレームを設計するなど、割と表世界に顔を出すようになってきたWalser Sport。 その最大の特徴といえば、専用品や専用規格を当然のように使ってとても狭いQファクターを実現しているところです。 彼らのロード(TT)フレームはリアエンドが110mmになっていますから、単純に考えるとペダルの距離は片側で1cm以上狭くなっているのでしょう。
論じるまでもなく、これらはWalserのホイール、フレーム(BBシェルとリアエンド)、クランクの3つの専用品を使わないと実現できません。 しかし、BBシェルさえなんとか解決できれば、ホイールとクランクを買うだけで同じQファクターは作れるということです。 スチールフレームでも実現できるかもしれません。

ちなみにですが。 Walserのスタンスは、他とはやはり一味も二味も違うものです。
私が先日からスウェーデンのExperimental Prototypeにスパイダーアームを作らせたりしている、110/74mmのBCDを持ったロード用ダブルクランク・・・。 Walserにも作れるかどうか聞いてみたのです。 Walserからは「作りたいの? いいよ、その代わり高ぇぞ?(´゚д゚`)」と返ってきましたww
彼らはきっと、最初から「ムリ」と言うことをまずしないと思います。 Walserのクランクについては、そもそもクランク長に「all」と記載されており、「いかなるサイズであろうとも作る」と公言しています。 彼らはきっと、お金さえ払えば作ってくれるのです。 メールの返信に1ヶ月かかる(笑)あたり、特注なんてしたら何年待たされるのかわかったもんじゃありませんが、この選択肢があることは素直にありがたい。



ここからは、私がきちんと働くようになって、自転車のための環境を用意できたらやってみたいことが書いてあります。 「環境」というのは、工具や工作機械・・・あるいは知識といったもののことです。 つまりパーツを自作できる状態にあって初めて可能なアイディアが書かれています。


Plan.8 ~オリジナルチェーンキャッチャー~

K-edgeがこれだけヒットするんですから、チェーンキャッチャーはずいぶん市民権を得たものだと思います。 チェーンキャッチャーの固定方法には何種類かありますが、私はやはりFDの直付けボルトを流用するタイプが一番スッキリしていてよいと思います。
001_edited-1.jpgO.Symetricを取り付けている選手は二点留めのチェーンキャッチャーを使います。 これを私も作りたい! Garminのメカニックが改造したK-edgeは秀逸でした。 これぞまさしくプロの仕事。 私も二点留めのチェーンキャッチャーを作ろうと思いますが、二点留めにすることで台座のボルトをそこまで締めなくて済むのが副次的にありがたいです。 Parleeのカーボン製FDクランプなどを使いたいと思ったら、二点留めタイプが最適です。 そうでないと危なっかしくて使ってられませんからね・・・。


Plan.9 ~ラージプーリーケージ~
Outer pulley cage making先日から記事にしているのは、ハッキリ言ってお遊びみたいなものです。 きちんとした工作機械を使ってアルミから削り出すか、それこそ一からカーボンのお勉強でもして作ってみるか・・・? 自転車趣味の延長上にあることは間違いありませんが、これはこれで1つの違った趣味なんじゃないかなと思うくらい、考えていることが発展しています^q^ ヘタしたらオートクレーブとか買っちゃいs(ry



いい加減長いのでこのへんにしておきますが(笑)、他にもいくつかアイディアはあります。 こういうところまで考えるようになると、「自分らしい自転車って何だろう」という問いはほとんど意味がないように思います。 そんなものはとっくに過ぎ去っているからです。
例えばほんの少しでも不満があるとします。 ささいなことでも漏らさず追求していき、必要があるならどんな手段を使っても実現させる。 そうやってできあがった物は、きっと誰が見てもすごいと思わせる何かが備わっているはずです。 大切なのは貫徹すること。 ちょこちょこやって満足していることほどお粗末で安っぽいことはありません。
私がどこまで行けるかは、本山から帰ってきた後の自分次第です(もしかしたら煩悩が吹き消えているかもw)。 自分らしい“理想の一台”を完成させるために努力を惜しまずやっていこうと思います^ω^

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2011/02/06 Sun. 23:47 | trackback: -- | comment: 3edit

コメント

素晴らしいですね。
自分はやろうと思っていたのだけど、諦めかけていました。
結局ずっと先の事ばかり考えて、無難な道を選んでしまったのですが
やりたい事をやらないと意味ないですからね。

444 #- | URL | 2011/02/08 17:12 * edit *

>>444さん

なんと言いましょうか、諦めるというのも1つの方策です。
何も、諦めることが無条件に悪いことだと考える必要はありませんし、それこそムリをすればどんどん疲れる一方です(´・ω・`)
肝心なのは素直になることだと思います。
「やりたいなー(*´ω`)」に素直になるのも良し。
「やりたいけどめんどくさいよな常考」に素直になるのもまた一興。
苦労するほどの魅力を感じられないものに、時間もお金も投資するのはまさに苦行ですよw

444さんも自分らしい一台に向かって突っ走って下さい!

ZENSHOJI.inc #- | URL | 2011/02/08 17:55 * edit *

こちらでは初めまして。いつも楽しく拝見させていただいてます。
自分の理想に近づけるための創意工夫、追究、すばらしいですね。
私のような凡人にはとてもなしえることではありません。
これからも理想を追い求め、その過程、成果の報告を楽しみに待ってます。

Mikotin_ #xVXgowxI | URL | 2011/02/08 19:57 * edit *

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