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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

高精度(笑) 

Phil Wood hub bearing hole tuningいよいよホイールビルド本番へ入るところです。 既に手に入れなければいけない部品は全て調達し、ショップへ送るために梱包も済んでいます。
しかし大問題が1つ。 フロントハブとして注文したPhil Woodのハブが、仮に組み上げたとしても空転しないんじゃないかと思うくらい玉当たりが渋かったのです。 私はそこまでハブの回転にこだわる方ではありませんが、これはなんとかしないとヤバいと感じるレベルでした^q^ ということで、何とかしました!w 今日はハブチューニングについてのリポート。

Need to concern the thicness of anodize.


まぁ何が凄いって、ブラックアルマイトによって増える厚さを全く考慮しないで「ウチのは高品質だから!!>ω<☆」と恥ずかしげもなく書けるPhil Woodとその社員には感服しますよ^q^ 確かにPhil Woodのアルマイトは高品質です。 これだけ分厚いアルマイトをかけるのはかなりのコストになっているはず。 しかしそれはそれ。 それで寸法狂ってベアリングが回らないなんざ、話になりません
普通だったらここで
「こんなトコ二度と使うかアホが!!」話は終わるんですが、私はどんなに苦労してもいい物が手に入ればそれでいいので、次に注文した時のことを考えて既に先方へメールを出してあります。 この返信が来たら、また追記するか新しい記事を書くかすることにしましょう^ω^

さ、前置きはこれくらいにしておきましょう。
事実としてハブの回転に問題があった場合、時間やお金があれば別の物を手配するという選択肢ももちろんあります。 しかし今回はそんなことをしている時間的余裕は皆無ですから即座に却下となります。
このハブを使うということを前提にして考えた場合、2つの解決方法が考えられます。
  1. ベアリングを特殊な物にする
    高圧下においても変形せず回転を続けるセラミックベアリングや、そもそもこのようなキツめの寸法を想定し遊びを設けてある特殊なベアリングであれば、改善できるかもしれません。 セラミックベアリングがこのような状況に有効なことは、エクタープロトンのPF30で既に確認済みです。

  2. ハブシェルを加工する
    諸悪の根源であるハブシェルのベアリング圧入部分を適正に加工すれば、当然改善されるでしょう。 寸法を狂わせているアルマイトを削ってしまうということです。
今回私は後者を選び、ハブシェルに手を加えることにしました。 選択の理由はいくつかありますが、インチサイズのセラミックベアリングは非常に手配が難しいというのが大きいでしょうか。 そう、このハブはメートル法ではなくヤード法に準拠して作られています。 Phil Woodのハブが全てインチサイズで作られているわけではないのですが、少なくともこのハブは、外径 1-1/8"(28.55mm)、内径 1/2"(12.7mm)、幅 5/16"(7.95mm) で製作されています。
世の中にインチサイズのセラミックベアリングがないわけではないと思いますが、入手性が悪いと今回は用を為さないため却下です。


ハブシェルの圧入部分にアルマイトの層ができることで、本来の寸法よりも内径が小さくなってしまったハブシェル。 このアルマイトを削り取れば元の寸法に戻るわけです。 で、実際にこれはPhil Woodの黒アルマイト品には常に起こっていることだそうで、某海外の有名サイトに質問したところ、「紙ヤスリを用いて優しく削りなさい」と回答をもらいました。
代田橋のとあるBMX系ショップなら精密にやってくれそうだとも思ったのですが、あからさまに直接お店に来るのは遠慮してほしいというような雰囲気ですし、今回は時間との勝負ですから自分でやることになりました。

Phil Wood hub bearing hole tuningまず用意したのは、アドバイス通りのサンドペーパーと耐水ペーパーです。 この画像では、ベアリングと同じ幅に細く切ってあります。 ヤスリという物は往々にして角に強く、実は平面を削るのにはあまり向いていません。 何も考えずにガリガリやると、角ばかりを削ってしまうのです。 この場合、あまり幅がある状態でやると手前ばかり削れてしまうので、ピッタリの幅に調整しておきます。

で、これが耐水ペーパーをかけた後なのですが・・・。 ハッキリ言って全然変わってませんよね^q^
Phil Wood hub bearing hole tuning耐水ペーパーなんかじゃ太刀打ちできないと悟ったところで、今度はサンドペーパーにスイッチします。 こっちは320番くらいの粗さですかね。 切り替えると、まぁ・・・やや削れるようになりました。 しかし依然としていつまでかかるのかわからないくらい遅々としたもので、ここでアドバイス通り手で削り切るのは不可能だと判断しました。

Phil Wood hub bearing hole tuning当初、削りすぎてしまうために電動工具は使うつもりはありませんでした・・・が、ここまでくればもうやるしかありません。 我が家のボール盤の出番です。 本当は旋盤がほしかったのですが、残念ながらまだありませんので・・・(´・ω・`) 多分自分で稼ぐようになったらNCフライス買います(ぉ
旋盤じゃないので、当てるのは自分の腕次第です。 ドリルではなく研磨ビットを取り付け、手感覚で押しつけていきます。 通常このような場合は研磨材をビットに塗りつけてから作業するのですが、それこそ削りすぎてしまうでしょう。 研磨材は使わず、単純に回転を押しつけるだけで作業していきます。

Phil Wood hub bearing hole tuning

かなり削り続けたところでこんな感じになりました。 ずいぶんアルマイトが取れたのがわかると思います。 実際ここにくるまでかなり時間がかかっていて、既に2時間くらいは作業しているかもしれません・・・。
この後、この黒い部分が完全に消えるまで作業は続きました。 最後は接着剤が付いているような、うすーく透明な膜だけ残して作業終了! 別に、完全に除去する必要はありません。 あくまでベアリングを正常に取り付けできて、回転が取り戻せるところまで作業すればいいのです(*´ω`) また、それ以上作業すれば圧入部分の精度は全く保証できない状態になるでしょう。


Phil Woodの整備方法などは私も調べましたが、説明しているブログが1つもなかったのでいつか記事にしようかと思います。 この時写真を撮っておけばよかったのですが、ちょっと時間が無くてw とにかくこれで使えるようになったので、いよいよショップへ送ってホイールビルドです。 タイヤはFMBのコットンを買っちゃいました!\(^O^)/ 楽しみで発狂しそうです。
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2011/01/10 Mon. 11:53 | trackback: -- | comment: 0edit

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