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実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

ダブルタップ分解編 

新しいフレーム・新しい自転車には少し問題が発生していますがそれはまたの機会ということで・・・。
Sram Doubletap lever dismantle 01今回は大きな目玉の1つである、Sramのダブルタップレバーの分解と組み立てについてです!>ω<
かなり長いので、数回に分けるつもりです。
今回は分解作業についてです。

Dismantle report of Sram doubletap shifters!


スラムがロードコンポに参入した時、こんなに活躍することをどれだけの人が想像したでしょう。 少なくとも私は3秒で潰れると思ってました^ω^ だってMavicとか見てたら誰だってそう思うでしょ?
で、前々からスラムにしてみたいと思っていたところ、ようやく導入できることになったわけです。 シフターに限った話ではなく、買ってきたパーツをそのまま組み付けるなんて色んな意味でもったいない。 まずは分解してグリスなどを新しくするのがいいです。 自転車趣味としても楽しめるし、何より物の構造を把握しておくのは全く悪いことではありません。
このリポートを少しでも楽しいことに役立ててもらえれば嬉しい限りです。



まずは使用する道具を書いておきます。 必ず必要な物からあれば便利程度の物まで含まれていますので、全て揃っていなければ作業できないわけではありません。

 ・平行ポンチ 4mm/5mm 各1本ずつ
 ・アーレンキー 2mm
 ・プラスドライバー #1
 ・金槌
 ・プラスチックハンマー
 ・台座木
 ・ペンチ
 ・ニードルノーズプライヤー
 ・スプリングフッカー
 ・ピンセット

4つ目の「台座木」というのは、ブレーキ用の大レバーを取り外すピンを叩いて抜く時に便利な、穴を開けた木材のことです。 台座木にかかわらず、あまりにも工具についての質問が多ければ後から画像を載せるかもしれません。


少し画像についての説明をしておきたいのですが、ここで使われている画像は全てFlickrにうpされています。 縮小された小さな画像では見にくい時は、画像をクリックした先で拡大ボタンを押して元サイズをご覧下さい。 またFlickrには「note」という機能があり、画像に吹き出しでセリフを入れることができます。 わかりにくいポイントにはnoteをつけていることもあるので、分からない時はそれらの機能を試してみてください。 ここで使わなかった画像も多数うpされているので参考になると思いますよ!



さて、まずはラバーフードを取ってしまいます。 スラムに限らず全てのシフター分解の原点はここです。 紛れもない力業であり、細かいことをあれこれ考える前に手を動かしましょう^ω^☆
「フードってどっちから抜くんですか?」と時々聞かれることがあるのですが、あなたの考えている通り、組み付けて自転車の進行方向から抜くので合っています。 ・・・いや別に後ろから抜いたっていいんですよ? でもそれだけ苦労しているなら、よりすぼまっていて楽に取り外せる方を選んだらいいと思うんです。

ここからは大きな画像を載せながらいきましょう。


Sram Doubletap lever dismantle 02

フードが取れたら、プラスのビスに3点留めされたフタが見つかります。 スラムはカンパと違い、開口部が後ろではなく横に配置されています。 このフタを開けることでいよいよ内部の分解がスタートです。
#1のプラスドライバーでこのビスを外します。 こんな小さいサイズ・・・もうずいぶん使っていませんでした。 完全に精密ドライバーの範疇ですよ^q^ 家の中探しまくったら私がとても気に入っている
Engineerの精密ドライバーがあったのでそれを使いました。


Sram Doubletap lever dismantle 05

取れましたね。
この時点で分かると思いますが、ダブルタップの内部はエルゴパワーと比べてずいぶん傾いています。 FSAが特許を取得したものの未だに発売できていないシフターがありますが、あれは完全にワイヤーリールが縦巻きであることが話題になりました。 従来のシフターは縦に伸びて来たワイヤーを横に巻くという矛盾した構造だったので、「こりゃすげぇ!」となったわけです。 ダブルタップを見ていると、
縦巻きとはいかなくてもその点を少しでも改善しようとしたのではないかという感じを受けます。


Sram Doubletap lever dismantle 09

ちょっと順序が違うかもしれませんが、ブレーキ用の大レバーを外します。 これを外すのはラバーフードを外すのと同じくらい、シフター整備に基礎的な作業です。
5mmの平行ポンチを当てて金槌で叩きます。 台座木はなくても可能ですが、何度も整備をしてユルユルになったレバーならまだしも、買って一度も使っていない新品を手だけで支えて叩き出すなんて私にはできません。
エルゴパワーのピンは抜く方向が決まっていましたが、ダブルタップはどちらの方向へも抜けるし、差すことができます。


Sram Doubletap lever dismantle 11

大レバーが外れたら、前から攻めることができます。
この画像にはnoteをつけてあります。 noteで示された所に見える金属部分は、ブラケット内部の部品群を貫いているメインシャフトの頭です。 メインシャフトを引き抜かない限り部品群を取り出すことはできません。


Sram Doubletap lever dismantle 12

「鉋で釘を打つ」ようではありますが、ここは目をつむって2mmのアーレンキーを用意して下さい。 まずはボールポイントの方を使って単純にシャフトの頭を押します。 エルゴパワーと違ってダブルタップはシャフトを固定するネジがありません。 脱落防止のネジがあるだけです。 従って驚くほど単純に、押すだけでシャフトが後退を始めます。


Sram Doubletap lever dismantle 14

少し押し込むことができたら、裏側にピンが突き抜けてきます。 これをペンチでつかんで引き抜くのですが、もし十分に突き出していなかったら、アーレンキーの短い方をさらに突っ込みます。 この画像はそうやって十分にピンが飛び出した状態を撮影したものです。
ピンをペンチで引き抜きくと小レバーに付いているバネが留めを失って飛び出す可能性があるので、横に指を当てるなどして暴発に配慮してください。


Sram Doubletap lever dismantle 15

センターピンが抜ければ、中のパーツはゴチャゴチャやってるだけで取り外すことができますが、まずは小レバーのスプリングを抜くのがいいと思います。 次に小レバー本体が取れます。 最後に赤いプラスティックが付いたワイヤーリールを取り外せば、ブラケット内部はスッカラカンです。


Sram Doubletap lever dismantle 17Sram Doubletap lever dismantle 18
Sram Doubletap lever dismantle 19Sram Doubletap lever dismantle 20

ワイヤーリールはこのような形をしています。
購入した当初、この部品には海のようにグリスが盛ってありました。 まぁよくあることです。 シフターなんて普通の人は壊れない限り開けないくらいの勢いですから、メーカーとしては大げさなくらいの調整をして出荷するのでしょう。 しかしレーサーはレーサー。 ママチャリじゃないんだから整備を欠かさず最適な調整を保つのが吉です^ω^
山盛りのグリスは安心かもしれませんが、せっかくの機材もモッサリしてしまいます。 粘度が高く量もムダに多い初期のグリスを拭き取ってマイクロロン処理をしてやれば、違った感触を味わえますよ。


Sram Doubletap lever dismantle 21

ちなみにこれも分解できます。 大レバーを取り外すのに使った5mmの平行ポンチで裏側から中心部分を押し出して下さい。 挿入されているだけで、爪や接着剤はついていません。
多分がんばったらバネと樹脂部分も取り外せるんでしょうけど、別に今回はいいや・・・ということで外しませんでした。


Sram Doubletap lever dismantle 23

小レバーもこの通りです。


Sram Doubletap lever dismantle 24Sram Doubletap lever dismantle 25

空になったブラケット内部。
左の画像に見える溝(note)は、シフトワイヤーが導かれるケーブルラインです。 これを見ておけば、自分がどのような角度でインナーケーブルを差し込めばうまくいくのか参考になります。 ラチェットの爪が残っていますが、これはEリングプライヤーという特殊なプライヤーがなければ手を出せないので今回は触りません。



さて、どうだったでしょうか。 今回は分解だけなのでここまでで、次回から組み立てに入ります。
分解した部品の中で、バネ類やラチェット類にはマイクロロン処理を施します。 ヒートガンで炙った後、マイクロロンを塗布して皮膜を定着させます。 動きからモッサリ感が消え、また長持ちします。 この時は写真など撮っていられないので画像はなしです^q^

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2010/08/18 Wed. 11:05 | trackback: -- | comment: 0edit

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