02 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 04

実用や本質と立場や正義がせめぎ合うブログ

コインは表と裏がくっついてコイン。 表の後ろを裏と呼び、裏の前を表と呼ぶ。 要するにコイン。

Blademasterの定盤形状 



この動画は、Blademasterのトリプルステーション級研磨機からフィニッシングヘッドを取り外す解説動画です。 フィニッシングヘッドとは、グラインダー部分のユニット部品。 モーターや砥石アーバーがセットになっており、これだけで2~3000ドルします。 注目してもらいたいのは、動画の1:45頃。 フィニッシングヘッドが取り外された場面で確認できる、テーブルトップの形状です。

無題

Blademasterのテーブルは、このような形状に切り欠きされているのですね。 モーターと砥石の間が細くなるよう設計しておいて、切欠き形状を通過できるようになっています。 そして、裏から4ヶ所をボルト留めする。 最後は裏蓋を付けて終わり。
私は、そもそも自分の研磨機には石定盤を使うつもりでいます。 金属製定盤で表面精度6μm以内という条件を満たすためには“鋳鉄定盤”である必要がありますが、切り欠きなどの造作はできません。 金属定盤でこのような切り欠き・穴あけ造作を行うなら、どうしても薄板形状になってしまいますし、超一流の定盤メーカーでも精度10μmが限界で、お値段も400×600mm程度の大きさで40万円近くになります。 なおかつBlademaster等がテーブルに使っているのはステンレスですので、およそ「定盤」とは呼べない状態です。
Blademasterも、その点について少なからず思うところがあるのでしょうね。 直接お目にかかったことのある人はほとんどいないと思いますが、最上位モデルにはグラナイトの石定盤をあしらった物があります。

スポンサーサイト
2017/03/19 Sun. 16:24 | trackback: -- | comment: 0edit

磁性カップリングの有用性 

2つの異なる部品を連結し、回転を伝える“継ぎ手”をカップリングと云います。 近年、磁石の力でこれをまかなって、部品が触れ合っていないのに回転を伝えられるよう工夫した磁性カップリングという物が開発されました。 まだ一般的とは言えませんが、私が設計中の研磨機にこれを使用することにしました。


直接締結されていないというのに、動力であるモーターの回転が伝えられ、見事に動作しているのが見てとれます。 このようなカップリングが開発された背景には、粉塵や衛生など、様々な環境的課題を解決する目的があったことでしょう。 しかし、スケート靴の研磨機にそのような高い要求はありませんし、私が設計中の機械も同上です。
まず第一に、組付けが簡素化できること。 第二に、減振効果が期待できること。 私が磁性カップリングを使う理由はこの2つです。 固定しないのだから、締結作業は必要ない。 触れ合っていないのだから、振動も伝わらない。 もちろん芯出しも必要なく、1mm以上の単位で位相がズレていても機能します。 こうした特徴は、本来の開発意図とは直接関係がないのでしょうけども、素人が物づくりをするにあたってたいへん価値あるものだと思います。

2017/03/12 Sun. 21:13 | trackback: -- | comment: 0edit

riivoとSimmons 


Simmons and riivo
Simmons and riivoSimmons and riivo

私がSimmonsを作ったところから、riivoでフルオーダーシューズを注文なさった方がいます。 それをわざわざ見せに来てくれました。 どちらもミッドフットクリートポジションが可能なよう製作されています。
私自身、Simmonsと最後まで迷ったのがriivoでした。 型取り理念の一致などからSimmonsを選びましたが、こうしてriivoも素晴らしくできあがっているのを見ると、どちらで注文しても間違いなかったなと感じます。
Bont的デザインで制作される、昨今の一般的なカーボンソール・カスタムオーダーシューズは、どうしても吊った革を隠す場所がなく、比較的見えにくい靴底まで寄せて単純に接着して終わらせるほかに方法がありません。 これを一般的な人が見ると、「仕上げが汚い」と感じてしまいます。 仕方ないことなんですけどね。 その点、riivoの靴は二層構造になっており、その間にアッパーの革を吊り込み入れて隠すことによって、市販品の靴に全く見劣りしない 上品な見た目に仕上げています。

2017/03/05 Sun. 12:40 | trackback: -- | comment: 0edit